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セピア色の桜吹雪 #青ブラ文学部
あなたと桜を見たのは、何年前になるのかしら
今日の暖かい陽ざしに誘われ、散りゆく桜を見にでかけてみたの
遠い記憶の中にあるのは、セピア色した桜だけ
その桜は色褪せてしまったけれど、けっして風に飛ばされることはないの
あなたとの大切な思い出だから
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今日と違って、少し肌寒い中で二人肩を寄せ合い、桜並木を歩いていったわね。覚えてる?
あなたがあの風に、桜の花びらとともに連れて行かれてしまってから、私はもう桜を愛でることはないだろうと思っていたの
でも、今日はなんだか、来てみたくなったのよ
あなたの面影に会えるような気がしたから
強い風に押し流されていく桜の花びらの中
あなたの優しい眼差しが見えた
あなたの暖かい腕に抱かれ、夢うつつ
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寂しくないと言ったら嘘になる
けれど、こうして桜吹雪の中にたたずめば
あなたに会えることがわかったから
あのセピア色した桜と一緒に
あなたが微笑みをたずさえ、見守っていてくれると
※今日、少し足をのばして大きな桜がある公園まででかけました。
昨日の風雨でおおかた花びらが飛ばされていたようですが、
それでも桜を見ると、本当に力がわいてきます。
お題「セピア色の桜」に参加させていただきます。
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