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ゲームで広がった私の世界_前半

子ども時代『ゲーム=悪いこと』でした。子どもの頃、ゲームは厳しく制限されていました。とはいっても、私はゲームをあまり好むタイプの子供ではなかったので、そこまで苦痛ではありません。

きょうだいたちがゲームが好きで、勉強をしなかったことがあったので物心ついた時には『ゲームをすること=怠けている』と教え込まれました。


ゲームをするようになったきっかけ

大学生になって、友達にモンスターハンターをやらないかと勧められた。その友人の誘い方はとても巧妙でした。

当時はゲームの世界観を感じられる大規模イベントがあり、入場者限定アイテムを集めたいと誘れたのがきっかけ。今思うと、その時点で友達の術中にハマっていたのかもしれません…。

イベントでは、全長3-5メートル近くあるモンスターのオブジェが展示されていて、とにかく迫力満点。世界観を作り出すために実際のジャングルや砂漠を何カ国も取材した様子や、再現した精巧なジオラマなども展示され、すっかり没入してしまいました。

武具や武器などの等身大の装備品、アイテム、ボックスの展示で、「ああこの装備かわいい」「このアイテムいいな」と思い、会場を出るころにはゲームをプレイしたことがないのに世界観に魅了されていました。


ゲームで生まれた友達との繋がり

翌月、バイト代が入ったとき「買うなら楽しめるように手取り足取り教える!」と推されて、そのままゲーム機とソフトのパックを買いました。

すでに『(前のイベントで見た)ジンオウガの装備を揃えたい』という願望があったのもひとつです。

また、次に誘われたイベントでは初心者でも参加できるコーナーがあり、そこでゲーム内でのレベル(HR)を4まであげることもできました。

あまりまえのことかもしれませんが、ゲームでは武器を手入れや準備、敵を攻撃しながら自分のHPを管理、仲間を気遣い、アイテムを狙うために特定の倒し方をする…といったさまざまなことを同時に考なければなりません。

これまで読書やラジオなど受動的な趣味が多かったので、とても新鮮でした。


コミュニケーションツールとしてのゲーム

ゲームをするようになってから、「モンハンやってるんだってー?今度1クエやろうよ!」と学年や性別問わず、本当によく話しかけられるようになりました。

私は自分から話しかける方ではないので、新学期のタイミングでゲームに出会えたのは本当にラッキーでした。ゲームきっかけで先輩方を紹介してもらい、授業や研究室のことなども聞けるようになったのです。

ゲームをしている間の雑談から、色々な話をするので本当に『コミュニケーションツール』でした。


後半では、大人になってから気づいたゲームの可能性について書いていきます。



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