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【短歌エッセイ】北海道旅行・余市編


 2022年11月3~5日の日程で、パートナーと北海道旅行を行った。今回の記事は前々回の函館編、前回の小樽編に引き続き、写真と短歌を交えて内容・所感を紹介するものだ。


小樽→余市

 小樽からバスに乗り余市へ。小樽から西へバスで40分間程だ。
 北海道は冬が厳しい。家屋にも、九州では見られない煙突があちこちに見られる。しかも、雪が入り込まないようにだろう、煙突にも屋根がある。
 更に、玄関外にガラス張りの外部屋がある家もある。ここで、玄関に入る前に雪を落としたり、寒い外と暖かい室内の寒暖差に苦しまないように調節したり、雪が玄関の扉を塞いで外に出られなくなるのを防いだりするのかもしれない。
 こういう光景は、ここに至るまでにもちらほら見かけはしたが、バスでの移動は高速で移動する列車よりも、よりじっくりと目にするものだった。


余市

 目的のバス停で降りて向かった先は、バス停から徒歩1分程の「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」。普段酒を飲まない私ではなく、パートナーの希望によるものだ。ガイドツアーによる工場施設の見学は予約制となっている。

ニッカウヰスキー余市蒸溜所正門
入館時にもらったパンフレット。冬は雪がこんなに積もるのか、と驚く。
見学者待合室の設置物壁面のステンドグラス風のもの
見学者待合室壁面のガイドマップ
乾燥棟
旗の掲揚所
蒸留棟内部
旧事務所
リタハウス
旧竹鶴邸
旧竹鶴邸案内表示
一号貯蔵庫内部

 ガイドの方の説明によると、ウィスキーは樽の中で寝かせれば寝かせる程、蒸発して減ってしまうのだそうだ。つまり熟成されればされる程、量自体は減ってしまうわけで、同じ量でも年を経たものが割高になるのは、そういう理由もあるのかな、と思わせられた。

 樽の中 眠れるままに 身を減らし 琥珀の液は 芳醇になる

一号貯蔵庫外観

 見学の後は、試飲とお土産の買物となる。
 パートナーは、試飲は2種のウィスキーと1種のワインを、お土産は自分用にウィスキーとブランデー、実家用と友人用にウィスキーを買っていた。私は、試飲はりんごジュースを、お土産は自分用にアルコール度数3%のりんごの果実酒を買った。

りんごの果実酒。ニッカウヰスキー株式会社製造、とある。帰宅後撮影。

 普段酒を飲まない私も、まぁこれくらいなら、というものだ。
 こうして、滞在時間1時間20分程でニッカウヰスキー余市蒸溜所を離れた。


余市→熊本

 余市滞在の目的地は、ニッカウヰスキー余市蒸溜所だけなので、この後は全て熊本へ帰る復路となる。
 バスに乗り余市から小樽へ。小樽駅前でバスを降り、小樽駅のバス待合ロッカーに預けておいた荷物を回収して駅内へ。

小樽ガラスを展示するギャラリー

 駅待合には、前日小樽に到着した時はまだなかった4面式のギャラリーが設置されており、小樽ガラスが展示されていた。
 切符を買って改札を通りホームに入ると、小樽駅の古い表示がホーム脇に展示されていた。

小樽駅の古い表示

 小樽に、ルタオという洋菓子会社があることは何となく知っていた。なぜルタオなのか、ということなど今まで考えもしなかったが、これを見て腑に落ちた気持ちになった。

ホームの灯りも小樽ガラス

 快速列車に乗り、小樽から空港のある新千歳まで移動した。
 空港到着後、空港内で昼食にした。

新千歳空港でのランチ

 チーズをメインにしている店で、ベーコン・ソーセージ・ブロッコリー・じゃがいものチーズかけとピザを注文。チーズが濃厚でとても美味しくいただいた。
 搭乗手続きを済ませ、搭乗を待つ間、北海道牛乳を使ったソフトクリームを食べた。これもまた、とても美味しかった。
 そして飛行機へ搭乗。新千歳空港から福岡空港へと向かった。

飛行機の窓から見る雲上の空

 往路とは違って窓側の席だったので、機窓から1枚撮影。飛行機に乗らなければ見られない、非日常の景色だ。
 飛行機は福岡空港へ着陸し、その後は電車を乗り継いで熊本へと帰ったのだった。


後日談

 熊本では、私とパートナーが北海道旅行に行く前日から3週間、熊本市内デパートで北海道展の「大道産子市」が開催されている。
 北海道旅行に行ったのだから、もう北海道展に行く必要はないと思われがちだが、そんなことはない。数日前、私とパートナーは北海道展にも行った。

会場にはこんな限定品も
購入したルタオの余市産りんごサンデー

 余市と小樽がミックスされたものを地元熊本で味わう。それもまた格別だ。
 他にも色々購入した北海道展「大道産子市」。きっと今後北海道展が来る度に、私はパートナーと出かけることだろう。
 私もパートナーも、北海道旅行をしたことでこれまで以上に、北海道が好きになり、北海道が気になる場所になったのだから。



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瑳月 友(さづき ゆう)
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