地元の新聞に紹介されました。小説家が地方に住むということ
本日の「宮崎日日新聞」朝刊文化面に「夏のピルグリム」の紹介記事が掲載れました。
カラー面なので書影が映えていますね。ありがたいことです。
他県の方はご存知ないかもしれませんが、宮崎日日新聞は、宮崎県内でトップシェアを占めている地方紙です。多くの世帯が購読していますし、喫茶店などには大体置いてあります。
今回掲載されたのは、「みやざき関連ブック」というコーナーで、宮崎県内に関係する書籍が紹介されています。僕が宮崎県在住で、「夏のピルグリム」も宮崎県が舞台のひとつだから取り上げてくれたのだと思います。
こうやって記事にしていただけるのは、地方ならではと思います。以前にも、他の新聞や地方局のニュースで取り上げてもらったことがあります。
僕は東京出身ですが、著作の記事が東京の新聞に掲載されることはないでしょう。
宮崎に住んで初めてわかったことですが、地方には地元に関係する人を応援する雰囲気が強くあります。地元出身の力士やプロ野球選手の活躍が報道されますし、僕のように出身ではなくても在住者なら、こうして記事にしてもらえます。
地元の方に応援してもらえるのは、地方に住む利点かもしれません。小説家はネットがあればどこでも仕事ができます。リモート会議で打ち合わせして、原稿をメールで送信できますからね。取材がひっきりなしにあるような売れっ子作家さんなら別かもしれませんが、僕のような新人作家は新刊の発売時に上京するだけで大体事足ります。
小説家が地方に住むと、生活費が安くすむことがまず頭に浮かびますが、地元の人に応援してもらえることも嬉しい利点として考慮してよいかもしれません。
著者初の単行本形式の小説「夏のピルグリム」がポプラ社より発売中です。「ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作です。よろしかったら書店で手に取ってみてください。善い物語です!
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