第14回「なりたいリーダーになる！」ためのコツ（成果を出すための組織マネジメント）～昇格要件や育成状況をカルテで管理する～

こんにちは。
今日のテーマは「昇格要件や育成状況をカルテで管理する」です。

前回は「部下の昇格には全力を注げ」ということをお話しました。その部下の昇格のサポートのためには、部下の昇格要件とその進捗を見える化しておくことが有効です。とは言っても、何も難しく考える必要はありません。部下をエクセル表などで一覧にして、人事が定める昇格要件と過年度の評価、自己啓発の状況など昇格に関する充足度を見える化しておけば良いのです。そして、この表は本人に開示する必要はありませんが、リーダーのみなさまは「1on1」のたびに見直すようにしましょう。

ここでのポイントは２つあります。1つ目はこのようにすることで、昇格要件を満たしていないと直前に慌てるといったことを回避できます。評価であれば、上司として昇格要件を満たすように計画的にきっちりと付けておく、TOEICスコアなどが昇格要件であれば計画的な受験を促すといったことが必要です。またこれまでの話の繰り返しになりますが、リーダーたるもの、やはり自分の会社の人事制度を熟知しておくということはとても大切なことだということが言えます。2つ目はその部下の直属のマネジャーなどにも共有し、一体となってその部下の昇格にあたるということです。これはそのマネジャーから見ても、リーダーであるあなたが部下の昇格に真剣に向き合っているということが伝わりますので、管理職間での一体感醸成とともに、あなたの評価ＵＰにもつながることとなります。

部下の育成状況や昇格要件をカルテで見える化しておくと、何よりもあなた自身の安心感にもつながります。是非、みなさまも試してみてください。

2023年2月4日