間違いだらけの『休職日記』を、6年後に振り返ってみた⑫ 〜与論島の旅・前夜
みなさん、こんにちは。
双極性障害2型(双極症)のフツーの会社員、パピヨンです。
2017年の夏、私は“抑うつ状態”との診断を受け、2か月弱の休職をしました。
その際に残していた『休職日記』を6年後の今、振り返ってみようと思います。
前回の日記↓↓
第12回目は、『与論島の旅・前夜』編です。
主治医に内緒のまま、いよいよ旅に出る準備を始めます。
当時の私は抑うつの症状により激ヤセしていたため、とにかく『少量で高カロリー摂取できるもの』を探して冷蔵庫にストックしていました。
シュークリームとプリンは食欲が無い時の必殺技です。
今はすっかり体重は戻ったので懐かしい思い出ですが、酷い食生活ですね。
翌日の日記です↓↓
連日のヨガに、カメラ教室。
さすがに主治医に「う〜ん…」と難色を示されています。
“再三休みなさいと言われた”と書いていますが、1ミリも聞く耳を持っていませんでした。
そのくらい、当時の私は主治医の言うことを聞かない患者だったのです。
ひょっとしたら、この頃のエピソードも「躁状態の可能性あり」とカルテに書かれていたかもしれません。
翌日の日記です↓↓
6年後の振り返り
ついに明日から旅に出ます。
そもそも、何故『与論島』だったのか?
理由は、産業医面談の前日にたまたま観たDVDが『めがね』だったからです。
『かもめ食堂』で一躍有名になった荻上直子監督の次作が『めがね』です。
公開は2007年。公開時にも映画館に2回観に行き、DVDまで買うほどこの映画は私のお気に入りなんです。
疲れると何となく観たくなる映画。
もう10回くらい観ているのに、エンドロールまでしっかり観たのは休職中のその時が初めてでした。
てっきり沖縄で撮影されていると思い込んでいましたが『鹿児島県大島郡与論町』と書かれていました。
“ヨロン島って、日本だったのか”
よくカタカナで書かれているので、東アジアあたりのリゾート地だと思っていた世間知らずの私(笑)
“いいなぁ〜ヨロン島…”
エンドロールを眺めながらぼんやり思いました。
そんなタイミングで産業医に、
「なんかさぁ、行きたいトコとかないわけ?」
と聞かれてしまったため、咄嗟に浮かんだのがこのエンドロールの“ヨロン島”だったわけです。
ちなみにずっと
“よろんとう”だと思い込んでいましたが、
正確には“よろんじま”です。
現地に着いてから知りました!
そんなわけで、休職中の身にもかかわらず、
次回『与論島の旅』にひとり出かけます。
続く