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続く“抑うつ”、エビリファイが追加になりました 〜双極性障害の頭の中 81

みなさん、こんにちは。
双極性II型障害(双極症)のフツーの会社員、パピヨンです。

2週間ほど前からスルスルと鬱に落ち始め、全然ストップがかかりません。まるで滑り台を落ちている気分です。
今の状況を記録します。




相変わらず続く抑うつ。
とにかく疲労感が凄いんです。
出勤しても、まず駅に着いたら一旦ベンチに座りたい。はぁ〜疲れた。これから会社に向かうと言うのに。

水曜日、運の悪いことに踏切トラブルで電車が遅延してしまい、遅刻してしまいました。
最近私の体調が悪いことを知っている隣のデスクの同僚が、時間を過ぎても連絡無しで出社してこない事を心配してくれて、

「大丈夫?何かあった?!」

とLINEをくれていました。
満員電車が億劫で、会社に連絡しなかったことがおおごとになってしまい、出社するなり部長にまで「体調大丈夫か?」と心配されてしまいました。
せめて『ちょっと遅れます』と連絡すればよかった…みんなに悪いことをしました。
遅刻よりも体調を気遣ってくれる環境にいることには本当に感謝です。

それにしても、朝からもうすでにぐったりしている私。
同僚から、

「なんか、いつもと違うねぇ…。凄い“疲れた”って言ってるよ」

と指摘されました。

いよいよマズイかもしれない。

「まだ次の受診日まで日にちあるけど、早く先生に診て欲しいわぁ〜」

と言われました。
なるほど。その手があったか。
次の受診日までまだ2週間ある。
無理せず、早めに診てもらうのもいいかもしれない。
混んでるかな?と半分諦めつつクリニックに電話をしてみたところ、「ちょうどキャンセルが出たのですぐに来てください」との回答。
良かった!今日診てもらえる!

仕事を終わらせて病院に向かいました。




「どうしました?」と主治医に聞かれ、

・2週間くらい前から急に鬱に落ちていること
・朝から疲労感が強いこと
・食事はフツーに取れていること
・睡眠時間が7時間以上で、いつもよりねすぎていること
・“疲れた”を口癖のように連発しているから病院に行った方がいいと同僚に言われたこと

などを説明しました。

「双極性障害の典型的な“冬季うつ”の症状として、『強い疲労感』と『過眠傾向』と『食欲の増進』があるんです。炭水化物とか甘いものがたべたくなったりね」

「やはり原因のひとつとしては『日照時間が短くなっていること』がありますね。でも疲れちゃって土日も外に出るの億劫ですよねぇ〜」

そうなんです!一日中パジャマのまま、ゴロゴロしちゃってます…。

「窓を開けるだけでもいいですよ。出来ればカーテンだけじゃなく、窓を開けて日を浴びるのがいいんですけどね。透明でもガラスってかなり遮蔽しちゃうんです。でも今の時期は窓を開けるのは寒いですよね。カーテンを開けるだけでもいいですよ。寒いですから。」

と言われました。
カーテンすら、閉め切ったままでした。
せめてカーテン開けよう。

「出勤の時はなるべく太陽を見るようにして。今の状況だと足元ばかり見てしまうかもしれないですけど、なるべく空を見上げて」

と指導されました。




それにしても、この強い疲労感をなんとかしたい。

「先生、抗うつ剤って飲めないですよね?双極性障害だと…」

と聞いてみました。
薬のチカラを借りてでも、少しでも気分を持ち上げたい。

「う〜ん、抗うつ剤は躁転の可能性があるので出せないですけれど…エビリファイ、アリピプラゾールっていう薬がありましてね。ドパミンを出す薬なんですが、出してみましょうか。でもエビリファイも躁転のリスクがありますから、ほんの少しにしておきましょうね」

エビリファイ(アリピプラゾール)、聞いたことがある。
抗精神病薬のひとつで、多く飲むと躁に効き、少量だと抑うつに効くというトリッキーな薬だとYouTubeの動画で見たことがあります。

「朝、飲んでください。なんか効きそうでしょ(笑)」

確かに朝飲む薬は初めてです。
なんか、効きそうな気がする(笑)

「ほんの少量ですけれど効果は出ますからね。ドパミンを出す作用があるので。次回の診察の予約は変えずに2週間で様子を見ましょう。充分効果は出る期間なので」

というわけで、いつものラツーダに加えてエビリファイが追加になりました。
そして、やっと減薬に漕ぎ着けていたベンゾジアゼピンであるメイラックス(ロフラゼプ酸エチル)は一旦元の量に戻すことになりました。

一気に薬は増えてしまいましたが、この鬱が抑えられるのならば、今は仕方ないと思っています。

エビリファイ、効いてくれるといいなぁ…。

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