見出し画像

No.92所感=^_^= 満員のとき~その7 バスの中

(約1500字)

少し前の休みの日のこと。
地域のコミュニティバスに乗った。
休みの日は、平日よりも利用者が多い。
始発のバス停からだったのだが、私が乗ろうとしたときはすでに満員。
入口のところにやっと乗った。
でも、奥を見たらまだ空きがある。

詰めてくれればもっと楽に乗れるのにな…

と思ったが、乗れているからまあいいや
と我慢した。
ところが、さらに人が来た。
前の方に乗っている人たちは、わかっているはずなのに、動こうとしない。
私はちょっとムッとした。

だから、私が奥に行くことに決めた。
「すみません、奥に行きます!通してください!」
と、大きめの声で言って、ちょっと無理矢理だったけど、人をかき分けて奥まで進んだ。
案の定、一段高くなっている後ろの席の辺りは、数名分の空きがあり、楽々だった。
もといた私のスペースが空いたので、後から来た人は乗れた。
しかし、その後にまた数名が現れた。
入口のところで、乗れずに戸惑っている。
前方の乗客は、なぜか頑なに動かない。

私は、さらにムカムカしてきて、
「後ろの方、空いてますから、詰めれば乗れますよ!!」
と、入口付近で乗れなくて困っている人にも聞こえる大声で言った。
そうしたら、やっと、後ろの方に詰めだして、全員乗ることができた。

因みにこのバスは、本数が少ない。
乗れなければ、寒空の中、次のバスまで何分も待たねばならない。
ほんの少し譲り合えば、皆が乗れるのに、ちょっとは周りを見て考えろ!と、思ってしまう。
職業柄いざというとき、ためらわずに大声が出せるのはよかったと思う。

今回の件で、最も腹が立ったのは、実は乗客に対してではない。
運転手!
日々コミュニティバスに乗っているので、それぞれの運転手の人となりも自ずとわかってくる。
女性の運転手は、ハズレがない。
皆さん運転が上手だし、気配りも行き届いている。

男性の運転手は、落差が激しい。
女性並みに運転がうまく、気配りも行き届いている人ももちろんいる。
しかし、そうではない人が、目立ちすぎる。

例えば、とても柔らかな声で、
「発車します。お気をつけください」
とか、
「左に曲がります。お気をつけください」
とか、言いながら、急発進、急ギアチェンジ、急ブレーキのおかた。
必死につかまっていないと転ぶ。
座っていると、酔う…。

今回のおかたは、無反応タイプ。
乗るときに定期を見せても、見ようとしない。
すみません!
と、声をかけるとチラッと見て、微かに頷く。
このおかたは、いつもこのような態度なのだ。
今回の場合だったら、マイクで
「すみません。もう少し奥まで詰めてください。」
と言うべきなんじゃないの?
この運転手は、私がジタバタしている間も、一言も発しなかった。
声を出せないのか?それなら仕方ないが…

いくつかバス停を過ぎたところで、前扉のすぐ近くに人がいるせいで、扉が閉まりきらなかった。
扉が閉まっていない警告のブザーが、鳴り続けているが、原因となっているその人は、自分が原因で鳴っていることに気付いていない様子。

そうしたら、やっと運転手が、しゃべった。
「前扉からもう少し離れてください。」
マイクで!
おい!
そこはマイクじゃないでしょ!
だって、運転手のすぐ隣にいるんだから!
逆に、すぐとなりにいる人にマイクを使ったら失礼でしょ。

こういう、相手意識のない輩は許せない。

家に帰ってこの話をしたら、夫に、
「気持ちはわかるけど、危ないから、自ら渦中に入るのはやめてもらいたい。」
と、釘をさされた。

確かに、瞬間正義感が発動してしまうのは危ないので、気を付けようと思う…
が、ほぼ脊髄反射で、脳で冷静な判断をする間もないなので、たぶんムリ(T_T)


#所感
#バスの中
#周りを見よう
#運転手さんもいろいろ
#瞬間正義感発動
#脊髄反射
#この街がすき
#この経験に学べ

いいなと思ったら応援しよう!

N=^_^=
よろしく😻