マイケルがマイクでモンキー
めっきり洋画を観なくなった。
中学3年生の夏休みにゴシップガールにハマっていた頃は全員の顔がわかった。高校生になってからは、再放送される韓国ドラマも逐一欠かさず録画して観て、DVDにまで焼いていた。
今はもうほとんどが見れなくなった。
顔の分別が付かない。
誰が誰か分からない。
映画の中で1日経って、着ていた服や特徴的な髪型が変わってしまうともうダメだ。
ポニーテールの優しいヒロインで覚えていたのに、次見たポニーテールはヒロインを陰湿にいじめているし、主人公の兄だと認識していた緑ジャケットメガネ君は、主人公と濃厚なキスをし始めた。
カタカナの名前も覚えられない。マイケルって名前なのに何故かマイクになったり、ニックネームのモンキーと呼ばれていたり、ただでさえ名前を覚えるのが苦手なのに、とてもとても大変だ。
なので「今日はしっかり観るぞ!」というときは、登場人物とそれぞれの特徴を書き出したメモを用意して、書き進めながら観るのだ。オリジナルの相関図を作るとより便利。
これは割と労力を要するので、もう洋画を観なくなって3年が経とうとしている。