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「ごちそうさま」の教育は少女漫画で

「飲食店は、ご飯を食べさせてもらって当たり前の場所。お金を払っているんだから、ご飯を提供されてもありがとうなんていらないんだ!」


と、幼稚園生のわたしはかなり横暴な考えを持っていたので、食事後わざわざ店員さんに「ごちそうさま、ありがとうございます」と言うおばあちゃんのことを、恥ずかしいと思っていた。

そんな当時の自分が、今は恥ずかしくて恥ずかしくてたまらない。実に、気づいてよかった。

成長するにつれて、それは必要な言葉だと知った。というのも、当時読んでいた少女漫画で「飲食店やお店でお礼を言えない女子はモテないぞ」という、サラサラの超イケメンの発言を読んで、気づいたのだけれども。気づき方まで恥ずかしい。

当たり前なんて今は思わないし、席を通されたとき、おしぼりを用意してくれたとき、ご飯を届けてくれたとき、お会計をもらうとき、外に出るとき、私はこれらのタイミングにて、ほぼ全てに「ありがとうございます」と言ってしまう。

多分むしろ言い過ぎでしつこい。しかも「あ!ありがとうございます」と「あ!」をつけている。ダサい。自覚しているのに言ってしまう。

最近はありがとうございますbotみたいになるのがいやで、練習しているデスボイスを使って「ありがとうございます」とか言ったりしてるけど、今書いててそれはおかしいなと思ったので、明日からはやめようと思う。

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