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#39 ーうつ病みのうつ闇ー アファメーションの秘密…自分と闘わない戦略

私は私を憎むのを止めます。

私は私を幸せにすることを私に許します。


私が、自分と自分を傷つけた者を…一番は自分自身を…激しく憎む気持ちを何とかしたいと願ううち、心の中から出てきた言葉でできたアファメーション。

ただの言葉の羅列(られつ)にも見えるが、闇の自分に抵抗されないよう秘密…というほどのものでもないが…工夫が隠されている。

私は、自分も傷つけた者も許すことはできない。『私を許します』とか、『○○を許します』なんて言葉は、自分の中の闇と光が闘い始める合図になってしまう。くすぶる炎に、ガソリンをぶちまけるようなものだ。激しく燃え上るその炎は、自分自身を煙に巻き、焼き殺そうとする。

幸せになるための方法として、言葉が大切というのは真実だろう。自分の苦手な人を思い浮かべて、ありがとうと言うというとか、嫌な出来事があっても感謝しますと言うという手法もあり、それができる人も、向いている人もいるに違いない。

でも、ありがたくもないのに、いくらありがとうと言っても、私には意味がない。それどころか、そんな…してもいない感謝を装う自分を、責める闇の声が聞こえてくる。

『ありがとうなんて、微塵(みじん)も思ってない!』『本当は嫌いなくせに!』『こんな目に遭って、感謝なんてできるわけない!』その声はかき消そうとすればするほど、大きくなる。自分の中に矛盾があれば、その隙を突いて、激しい葛藤……光と闇が暴れだす。

『許す』という考えも言葉も、葛藤を生んだが『自分を憎むことを止める』という考えと言葉には、心が波立つことはなかった。『○○を憎むのを止める』というのは無理だったが…目的は、誰かを許すことではないのだから、それでも構わない。

私が許すのは、自分でも、誰かでもなく、自分が自分を幸せにすること。
それなら、心の底から願うことも、口に出すことも、心に思い浮かべることもできる。私の中の光と闇……悪魔祓いの神父と悪魔の闘いが、起きることもない。

しつこく、私は・私に・私が・私を……と、連呼しているのは、自分に言い聞かせ、自分に責任と自覚を持たせるためだ。

何かしら隙があれば、あれやこれやと闇がケチをつけてくる。でも、このアファメーションなら、自分の中に矛盾を感じることなく、自分の潜在意識の深いところまで響かせることができる。今のところは。




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