心理系大学院予備校〜専門記述問題対策;河合隼雄先生の問題〜
こんにちは。心理系大学院受験予備校 KoKoRo UP Academy(ココロアップアカデミー)です。
今回は、河合隼雄先生関連の問題を取り上げます。
長年、生徒の志望校の過去問題対策を行なっていると、印象的な問題に出会うことが多いです。専門性が異なる先生方が作っているので、多種多様で、直接論文から探さないと答えが見つからないものもあります(そのため、志望校対策は一校一校個別で行わないといけないということになります)。
これまでに見た大学院の問題で、有名かつ印象的なのが、放送大学の問題です。ユング派の先生がいらっしゃるからなのか、ユング心理学の問題も出ることがあります。その中でも、ユング派の重鎮、河合隼雄先生の有名な言葉を問題にしており、かなり驚いたことを覚えています(河合先生は生前、著作物や講演の中で何度もおっしゃっていたので、心理士を志すなら知っていて当然という意図があるのでしょうか?)。
問題はこちら↓
心理療法に関して、河合隼雄は「セラピストは何もしないよう全力をあげる」という趣旨のことをしばしば語っていた。この河合の言葉はどのようなことを意味していると理解されるか、述べなさい(600字以内)。
(放送大学大学院 2020年)
「理解されるか」と付け足しているところが、自分なりの理解で論述してもいいということだとは思います。
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