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「男らしさ」「女らしさ」~ジェンダーの思い込みとマイクロアグレッション~【企業研修】

お久しぶりです!
Bridge Projectのゆいかです。
ワークショップや研修続きで、Noteを更新できておりませんでした。

さて、今回は2022年11月9日に実施した企業研修「ジェンダー・ステレオタイプとマイクロアグレッション」について少しお話します。
シュハリ株式会社さんからご依頼をいただき、今回が2回目のダイバーシティ&インクルージョン研修でした。ご依頼者様側のレポートはこちら!河合さんご本人の感想も拝見できて、大変嬉しい気持ちになりました。

内容

今回はジェンダーに関する3つのポイントを扱いました。

①「男らしさ」「女らしさ」のジェンダー・ステレオタイプ


まずは、保育士、エンジニア、子育て、柔らかい、感情的等の言葉が、日本社会の中で男女どちらに結び付けられているかを考えました。そして、「男らしさ」「女らしさ」の社会的基準を分析しました。

②データから見たジェンダー

ここでデータを扱うのには、私の大きなこだわりがあります。それは、男女の固定的な役割分担は女性だけでなく、男性にも悪影響を与えているということを伝えたい。そして、表面的な女性活躍を推進し、女性管理職・女性政治家を増やすだけでは、男女の対立を生み出す可能性があるということに気づいてほしい。この2点です。
日本のジェンダーギャップ指数146か国中116位で、特に政治・経済の場面では女性は少数派。そのため、政府も企業も「女性管理職増加」を打ち出しています。ただ、実際には「家事・育児」との両立を図るために、自ら非正規雇用を選ぶ女性が多くいます(女性非正規雇用者の71.7%)。一方、男性の自殺率は女性の2倍。そのうち、40代・50代の男性が最も多く、女性と比べると被雇用者で経済問題や勤務問題を理由に自ら命を絶つ男性が多い。家族を養わなければいけない、そして会社でも責任が大きくなるという負担が耐えられなくなる人もいるのではないでしょうか。
女性は家事・育児、男性は家族を養う・出世するという固定的な役割は男女どちらをも苦しめていませんか?研修では詳しいグラフやデータをお見せしました。

③マイクロアグレッション

マイクロアグレッションは「特定の集団に対する偏見が理由で、相手を傷つけてしまう言動」のことを指します。「男なのに」「女だから」などの言葉がつくと、ジェンダー・ハラスメントとも呼ばれます。「女性は笑顔が一番だよね」「(男性だけに)この荷物運んでくれる?」などが例として挙げられます。
今回は、マイクロアグレッションを言う人(発信者)、受ける人、その場にいる第三者の立場から、どのような対策ができるかをロールプレイで実践。マイクロアグレッションの発信者は無意識であることが多いため、責めるのではなく、建設的な意見交換ができる環境づくりを目指しました。

一般向けワークショップを実施します!【オンライン】

今回は企業研修という形で実施しましたが、
「会社・学校で取り入れる前に体験してみたい」
「オンラインで実施してほしい」
などのお声をいただき、
12月23日(金)20:00~22:00にオンラインでワークショップを行います。
タイトルは「ジェンダーの思い込み~女らしさ、男らしさと差別~」
企業研修で取り入れている一部の内容を、一般向けにアレンジして提供いたします。中高生から企業内D&I担当者まで、多様な方にご参加いただく予定です。一度イベントページを覗いてみてくださいね♪

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