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素朴な疑問
縄文→弥生→古墳→飛鳥→奈良→平安→鎌倉→室町→安土桃山→江戸→明治→大正→昭和・・
歴史の授業で習った歴史の時代名称を並べてみました。
実は、この時代名称の付け方の統一性のなさに、小さいころから素朴な疑問を持っていました。
最初は、石器とか象徴的な文化とかが採用されています。
そこから、政権の中心地の名前が採用されています。
その中で、安土桃山時代という名前に特に違和感を感じます。
織田信長と豊臣秀吉の時代ということですが、織田信長の政権の中心地として「安土」というのは理解できるのですが、豊臣秀吉の場合は素直な印象とすれば、「桃山」ではなく、「大坂」ではないかなと個人的には思います。
一応、秀吉は伏見城に長く住んでいて、伏見城が廃城になったあと桃の木が残ってそこが桃山と呼ばれるようになったから、桃山時代という名前になったという説明もありますが、豊臣家の権力の象徴的な存在としてはやはり大坂城の方が存在感があります。
誰かが、何らかの意図をもってこのようなネーミングにしたのか分かりませんが、このような素朴な疑問を持つことが、歴史を楽しめる要素であると思います。
ただただ暗記だけしているとそこに面白みが感じられません。
これは、仕事にも通じることかもしれません。
ただただ言われたことをしているのでは、仕事の面白みが感じられません。
なんかおかしいな?もっと効率的なやり方ないかな?もっとお客様が喜ぶことができないかな?
そんな素朴な疑問を探求していくことが、創意工夫につながり、仕事の面白みにもつながるように思います。
そういう意味では、暗記型の勉強では考える土台としての基礎体力はつくでしょうが、そればっかりになってしまうと、素朴な疑問を持つ余裕がなくなってしまうのかもしれません。
それが、歴史嫌いな人を増やしているのであれば、残念だなと思う次第です。
300年後の人たちは、今の私たちの時代を「東京時代」とでも名付けるのか?
そのあたりも答えのない答えとして、興味があるところでもあります。