![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/166013762/rectangle_large_type_2_6dc5662e7dbfbe696ffd9345e6522c84.png?width=1200)
借金1000万円を返済してわかった4つの事。♯1
借金1000万円を返済してわかった事。
それは、
借金から逃げないだけで、「人は成長できる」ってこと。
借金を返済する為に、
苦しみから逃げたい、ラクしたい、遊びたい、恋愛したい、美味い酒が飲みたい、海外旅行に行きたい、タワマンに住みたい、等々のさまざまな欲望を我慢しなければならない。
でも我慢に我慢を重ね、借金返済というルーティンワークが、毎日毎日同じ事の繰り返しで、うっぷんが溜まりに溜まっていく。
そのドロっとした怨念の中で、でも確実に忍耐力がつき自分自身が成長できたのだ。
具体的には、4つある。
①サプリメントに異常に詳しくなった。
ひたすらダブルワークで、睡眠時間が少なくなり、いかに身体を回復させるかばかり考えていた。寝起きにプロテインと亜鉛のサプリを流し込み1日をスタートさせる。
食事の時間も満足になく、食べる物もその中の栄養素も偏り、ビタミンやミネラルをはじめ、本当に色々なサプリメントに手を出したものだ。
おすすめはしないが、エナジードリンクと栄養ドリンクをちゃんぽんにして飲んだりもした。(本当におすすめはしない)
②本を読む習慣がついた。
真っ暗闇の中に垂れる光の糸のように微かな希望をくれる。それは自己啓発の本だ。
私は自己啓発書にはかなりのめり込んだ。
金がなく、近くのスーパーマーケットから細長い段ボールをもらい本棚を作った。
自己啓発の本は、欲望に飢え乾いた心に炭酸飲料水のように染み渡った。
金がないと言いながらも月に数冊くらいは購入し、忍耐強さ、ハングリーさを養った気がする。
成功者の過去の苦しみを知り、糧にした。
③写真を撮ってアルバムを作るようになった。
毎年、その年にあった思い出をアルバムにした。良い思い出はモチベーションになるし、悪い思い出は、なおさらモチベーションになるからだ。
徳川家康の糞を漏らした肖像画のように、自分の絶望(悪い思い出)を写真にして残した。
どうしようもない自分自身への戒めが必要だった。
そして、毎年アルバムを1冊作成し1ページ目に必ず書いた事が、その年が終了した時の「資産状況」だ。
↓↓ このような感じで書いていた。
20××年
【負債】
〇〇大学の奨学金 350万円
〇〇カードの借金 70万円
20×△年
【負債】
〇〇大学の奨学金 40万円
【資産】
アメリカ国債 30万円
アルバムの写真なんかには、同じ場所で1年後に同じ景色の写真を撮ってたりしていた。
例えば、借金1000万円の時に見る隅田川越しのスカイツリーの夜景と、
1年後に借金850万円の時に見る隅田川越しのスカイツリーの夜景は、やはり違う。
同じ場所に立ち、同じ写真を撮っても、そこに乗っかってくる気持ちが違う。
哀愁、哀れみ、悲しみ、切なさの度合いが違う。
これを数年続けて借金が0になった時の景色は格別だった。
④投資や資産運用の勉強をしていた事。
借金1000万円ある時から、資産1000万円あると妄想しながら不動産投資のプランやFXのトレード手法を勉強していた。
というかそれが唯一の希望だった。
借金があるという現実の中で少しでも未来志向になりたかった。
その妄想が今に繋がった。
常に数年後の未来の資産状況を考えていた。
そして、借金から資産形成へ、それから慈善団体への寄付もできるようになった。
今時の言葉で言うとマネーリテラシーを養っていた。
逆に言うとマネーリテラシーがないから借金地獄に落ちたのだから、そこから這い上がる為にはマネーリテラシーを学ぶ必要があった。
以上の①〜④のわかった事、成長できた事だ。
これが0からプラスへ向かう人生ではなく、マイナスから0に向かう人生を生きていた私の体験だ。