[最近読んだ本の話#2] -誰かに愚痴を聞いてほしい時-
私は2018年頃から約5年くらい親戚と一緒に4人の祖父母の介護をしてきました。
最初は母方の祖父が認知症になったことがきっかけで、よく家に行くようになった。
初めはまだ「おじいちゃん/おばあちゃんの家に遊びに行く」の延長線だったけど、父方の祖母も認知症になり次第にどちらの家も必要な手助けが増えてきて親だけでは回らなくなり自分もガッツリ介護するようになっていった。
その中でのお腹を抱えるほど笑った経験や、家族が衝突してどうしようもない闇の中に落とされたような経験は少しずつ書き留めて行こうとと思いますが、今回は最近読んだ本の紹介を目的として投稿します。
この本は、著者が実際に介護しながらご両親と過ごした日々の出来事をブログとして発信されていたものを書籍化した本です。
介護していると大変な時は自分の視野が狭くなり、余裕がなくなって笑えなくなる時がある。
でも、介護しながら起こる家族とのやりとりは実はクスッと笑えるようなことだったり、何気ないものがとても愛おしい時間だったりする。
この本は、そんな実際のやり取りをコミカルに見せて、「大変だけど、とっても愛おしい大切な時間なんだよ」と気がつかせてくれるような気がする。そして、「大変だけど」と前置きして全てを美化させないところがまたこの本のミソだと思う。
「そうそう!何度も夜起こされるのマジで大変なんだよね!!」と愚痴を言い合って共感してくれる友のような本です。
読み終わった時は、笑いあり涙ありの内容で固まっていた心が動いてスッキリした。
介護は確実に大変だし弱っていく姿を見て辛い時もある。
だけど、そんな時間を少しでも前向きに過ごせなるようにならないかなと考えている。
自分にできることを模索しながら、また良い本読んだら発信しようと思います。
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