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いつかの思い出❷(北海道 上野ファーム)

たまに書きたくなる、
いつかの思い出シリーズ。

今回はさかのぼること十年前に行った、
北海道 上野ファームのことを書きたいと思います。

2023年の7月、

ベニシアさんのオマージュとして書いた記事の中にもちらっと、
上野ファームのことを書いています。

上野ファームのことを知ったのは、
「猫のしっぽかえるの手」の番組で。

ガーデナーの上野砂由紀さんが、
ベニシアさんをアテンドされ、
見事なイングリッシュガーデンに、
素晴らしい!とほめたたえていたのが印象的でした。

その頃わたしは、やっと体調が上向き傾向で、
じんわり癒してくれた植物、
特に花に魅せられていた時期でもありました。

北海道の旭川、、、


遠いけれど、行ってみたいなぁと、
番組を録画して、眠れない夜などに、
繰り返しみていたような記憶があります。


体調が悪いとき、何もできなくなりました。


根性はあるので、なんとか職場にはいっていました。


でもたまに、長丁場の打ち合わせや商談は疲弊して、
信頼のおける人にお願いして、
逃げるようにその場を立ち去ったことも幾度か。

わたしは大丈夫か?
と不安になりながらも、
それでも、小さなことからひとつひとつできることを探していって、

今日はこれができた、
すごい!


今日は声のでかい〇〇さんとしばらくお話できたな?
すごい!


明日はもう少し、、、


小さな達成感の距離を少しずつ伸ばして、
積み重ねていった。


そんな中での北海道出張の話。


飛行機に乗ることの尻込みと、

でも、飛行機に乗れたら、
「はんぱない自信」というポイント(武器)が、
倍増しそうなまたとないチャンス。

しかも、仕事のあとは休日で、後泊申請すれば、
あのあのあの、上野ファームに行ける!!!
旭川だし!

のるか?
やるか?
挑戦するか?

や、やります!
頑張ってみたい、、、


通常出張するビジネスマンの数倍もの緊張を背負いながら、
でも、憧れ(推し)のパワーで、
飛行機も、仕事も頑張れたのです!
バージョンアップ!



上野ファームは、JR北本線桜岡駅から徒歩約10~15分とあります。

十年前のことなので、記憶は定かではありませんが、
駅からはもっとかかって、
やや途方に暮れたような気持になったことを覚えています。

ありがとう。看板

上野ファームに到着したときの感動は、、、

今でもよく覚えています。

一歩一歩、進むのがもったいないような、
いやほんと、歩幅3mmで歩いたような笑。

そして、
ここまで来れた、
わたしすごいんだ!

きっともう大丈夫だという、
自賛、安心感、感動。


多分、泣いていたと思います。


それほど広くはない園内を、
ゆうに六時間くらい滞在していたと思う笑。

マザースガーデン
上野ファームはここからはじまったそうです


形にとらわれないダイナミックで自由な植栽。

背の高い、タチアオイやジギタリスが素敵で、
ワイルドガーデンに憧れました。

ミラーボーダー

左右対称に植栽された美しい夏の花。
ミラーボーダーの後ろは、白樺の林があります。

わたしもあーちゃんのように、
ミラーボーダーの青いベンチに、しばらく腰かけて、
花たちのパワーを一心に浴びていた気がします。
射的山。屯田兵の射的訓練場として使われていた歴史ある山です。
初夏には、ルピナスが群生します。

わたしは、この番組(猫しっぽ)でルピナスという花を知りました。

ルピナス(HPより)。洋風「藤の花」のような。
葉っぱが特徴的


残念ながらわたしが訪れたのは八月だったので、
ルピナスは終わっていました。

ルピナスの丘で。
リトルカイトとカイトさんとらーちゃんと合流できました。
(丘はイメージで描いたので実際とは違います)

さて、帰りのできごと。

この頃も、帰りはなぜか「焦り」がやってくる始末でしたが、
なんとかなった記憶があります。

若い女性のタクシー運転手さんがからんでいたような記憶があったので、
2014年のフェイスブックを見てみたら、
こんなことを残していました。

行きは西北本線桜岡からあさっり歩いていけたけど、
帰りのちょうどな時間帯の電車がない。

それでもなんとかなるさと歩いてみたら、あんな広大な場所でかわいらしい女性のタクシー運転手さんに偶然出会い、
もときた場所に連れて行ってもらう。

北海道生まれで、
沖縄でタクシー運転手をはじめ、
また故郷の北海道で運転手をはじめたという彼女。

2014年カイトのFacebookより

確か彼女は、
去り際に、はっとするような素敵な言葉をくれたと記憶している。


でも、それが何だったか思い出せず、
今日、2014年の記事まで遡ったのでした。

女性同士ということもあり、
お互い最寄りの場所に到着するまで、
リラックスして話をした。
一期一会の素晴らしい一瞬。

きっともう、出会うことはないだけろうけど、
彼女は去り際にこんなことを言った。

「またどこかでお会いしましょう」


強い風が吹いた。
あまりに印象の強い風で目を細めた。

わたしより随分年下で、純粋そうな、
地味な印象の彼女でしたが、
最後にとても粋な、
かっこいい言葉をプレゼントしてくれたのでした。


思い返してみれば、
ここでもリトルに、
サプライズをプレゼントしてもらってるんだよなぁ。

再び、訪れたい場所、上野ファームについて、でした。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。






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