全ての土台となりうる、睡眠について#5
皆さん、こんにちは。(こんばんは は以下略。)今回は、3の頭が働かず、ミスをしてしまうことが増えた。について、考えていこうと思います。
こういったデータがあります。
6時間睡眠が2週間続くと2日徹夜しているのと同じ。
6時間睡眠が常態化している人は、飲酒しながら仕事をしていることと同義。
6時間も寝ているのに、大げさでしょ。と思われた方、たくさんいると思います。ですが、真実なのです。これでは、ミスが増えるのも当然と言えます。
まず初めに、もっとも由々しき事態、マイクロスリープについて。その名の通り、実際に数秒から数10秒程、寝てしまうことを指します。こちらはいうまでもなく、運転者にとって最悪です。ここまで来てしまうと、正直、ミスをしてしまう程度で済んでいるだけまだましと言えるレベルですね。眠気に襲われたときは、絶対に無理をせず仮眠をとりましょう。非常に危険です。さもなくば、本当にそのまま、永遠の眠りともなりかねません。
次に、休憩について、15分程の仮眠を取りましょう。その名もずばり、パワーナップです。(パワーアップと仮眠という意味のナップを合わせた造語です。)また、眠る直前にコーヒーを飲むと、程よい頃にカフェインの効果が現れ始め、心地よく覚醒できます。(こちらは、コーヒーナップと言います。)
ただし、きちんとした睡眠がとれているなら、本来、昼寝などとらなくても、眠くはならないものだと言う意見もあります。完璧というものは存在しないとしても、それに近い睡眠をとれるよう、正しい睡眠習慣を徹底的に身につけましょう。(私も道半ばなので、一緒に頑張りましょう。)
つぎは、正しいカフェインとの付き合い方について。起床直後のカフェイン摂取は、天然の覚醒ホルモンである、コルチゾール(ストレスホルモンなどと揶揄されていますが、覚醒のためにはなくてはならない存在です。)の活動を抑制してしまいます。なので、起床後90分間はカフェインを含む飲み物・食べ物を摂るのは控えましょう。それまでの間に、歯磨き(起きて何より先にすべきことです。)をし、コップ一杯の白湯を飲み、外に出て、30分程度、自然豊かな場所を歩きましょう。自律神経が整い、心地よい眠りを引き出します。(これで、覚醒の3要素の2つ、日光とリズム運動が満たせます。残る咀嚼は、朝ごはんで満たしましょう。)
また、冷水シャワーを浴びるのもとても良いです。こちらは、免疫力アップも期待できます。(ただし、温かい湯船につかると、眠くなってしまいます。ですが、これは、夜に応用できます。眠る90分前に40度ほどのお湯に15分ほど、つかりましょう。)
もちろん個人差はあるのですが、カフェインの半減期、つまり、半分になるまで分解するのに要する時間は、一般的に8時間とされています。なので門限は、午後2時頃。理想は、正午までにすべきです。
最後は、夜の適切な過ごし方について。夜は、ネガティブな思いが浮かびやすく、さらには食欲の暴走なども起こりやすい魔の時間帯といわれます。なので、帰宅したら早速、きちんと眠るためのルーティンに取り掛かりましょう。悩みなどについては、きちんと目覚めた頭で考えたほうが賢明です。(そもそも、心配事の9割は、起こらないとされているので、杞憂に終わる可能性が高いのですが。)
私の推奨するナイトルーティーンは、瞑想(座禅を組み、呼吸のみに集中し、雑念が湧いたら、また呼吸に意識を戻す。)、ベッドサイドでの読書(寝るとき以外は、ベッドに入るべきでないため。ただし#2でも言及した、超正常刺激を引き起こしかねない小説などは避けましょう。)、アロママッサージ、サウナ(サウナ、水風呂、外気浴の順番に3セット。水分補給は、セット間ごとにお忘れなく。スポーツドリンクなどではなく、天然塩を溶かした常温水、出来れば白湯を飲みましょう。)です。
では、今回のまとめです。睡眠負債という言葉があります。ですがこちらは、実際のお金以上に厄介なものだと私は考えます。なぜなら、お金は働けばいくらでも取り返せますが、健康はそう簡単にはいかないからです。負債をきっちりと返済し、2度と借りないという決意をここで固めましょう。休日に寝だめして取り戻すから大丈夫などというのは、本当の本当に幻想です。間違いなく健康を損ないます。「睡眠なんて時間の無駄、俺は、そんなもの削りまくって最短で成果を上げてやる!」などと考えた方は お生憎様、それは出世の時短へつながるルートではなく、命の時短に真っ逆さまに突き進む地獄のルートです。
今回もありがとうございました。またお伝えいたしますので、宜しければまたお付き合いいただけたら嬉しいです。