人生の全てが運動時間 #2

「1秒を笑うものは1秒に泣く」

皆さん、こんにちは。

前回は、日常動作と同時並行でできる運動などについて掘り下げていきました。

そこで今回は、ながらではできない本格的な運動の時間をいかに作りだしていくかについて考えていこうと思います。

まず、いきなりですが、結論です。日常動作の一つ一つのスピードをほんの少しずつ上げて時間を生み出しましょう。

もし、日常の中で、ほんの少し歩く速度が上がり、トイレに行くスピードが1回につき1秒縮まったとしたらどうでしょう?トイレならば、あまり行かないという方でも1日に5回は行くのではないでしょうか?年に換算すれば365×5ということで1825秒。つまり約30分程の時短になります。

いえ、肝心なことを忘れてはいけません。トイレに行ってそのままそこで生活するという方はいませんね。ということで用を足した後、元の場所に戻る時間もプラスされるのでその2倍です。ということは、それだけで1年につき1時間程の時短になるのです。

もちろん、単純に時短したいというのなら、走って行くのが1番早いに決まっています。
ですが、毎回走るというのは現実的ではないでしょうし、職場などでやっていたら、おそらく変な人と思われてしまうと思います。

なので、気づいたらごく自然に歩くスピードがほんの少しだけ上がっている。それが目指すべき健全な状態なのです。

歩くという日常生活と切っても切り離せない行為の短縮ですから、どなたであれ時間が生まれないはずがありません。それにトイレに行く時だけ毎回不自然にスピードが上がるという人もいないでしょう。それが極自然にできる頃には、全ての日常動作のスピードが同じように上がっているはずです。

ですが、こうしてせっかく捻出した時間もそれを使って何をしたいかが明確になっていないと、有名なパーキンソンの法則が示す通り、スマホをいじるなどの無駄な代替行動で埋め尽くされてしまうのが関の山です。(そのスマホいじりですらも運動時間にできるということは、#1でお示ししましたが、それとはまた別の話です。)

ということはですよ。私が何を申し上げたいか、勘のいい皆様なら、もうお分かりですね?

そう。その浮いた時間を使って、ランニングなどの有酸素運動やベンチプレスといった本格的な筋トレなど、ながらでは出来ない特別な運動(それらの運動も耳学。つまり、聞き流し学習をしながらすることは可能ではありますが、自分の限界を突破しようとするときは、自分の体の感覚のみに集中することが不可欠なので、そういったものですらも邪魔になります。)をするのです。

また、こちらのシリーズでも、時短についてはいろいろと解説しておりますので合わせてご覧いただけたら幸いです。

最後に少しお詫びを。前回から、トイレの話ばかりで少し不快に感じられた方がいらっしゃったかもしれませんね。
ですが、浅学な私の脳みそでは、時間を作る。If Thenプランニングのトリガーなどという点において、これ以上効果的な日常動作も思いつかないので、仕方がないのです。どうぞお許しください。

今回はここまでです。次回は、その浮かせた時間を使って具体的にどんな運動をすべきかや習慣化のコツなどについて詳しく掘り下げていこうと思います。今回もおつきあい下さりありがとうございました。


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