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適応障害だった頃を振り返ってみる
※汚部屋に関してなど汚い表現が出てきます。
社会人1年目。
たった徒歩数分の距離にあるコンビニに行くことが出来ず、水道料金未納で2回水道を停められた。
部屋のゴミを捨てることが出来ず、仕事に行く前に意を決して捨てに行き、その際に服に汁がつき、職場の方々に「変な臭いがする」と言われた。
お風呂場の排水溝が詰まり、水が流れないため、常にバスルームには足首まで浸かるくらい床に水が張っていた。
家に帰ってからあまりの疲労感からお風呂/シャワーに入れず、いつもそのまま寝て朝慌ててシャワーを浴びていた。
ゴミをゴミ袋に捨てることができず、蓋を開けかけのシュークリームにカビが生えていた。
部屋はいつも散らかっていて、片付けられなかった。
最終的に蛆が湧いて泣きながら処理した。
そこでやっと、会社を辞めて一旦フリーターになることを決意した。
ストレスから限界まで痩せた。人によってはいちばん楽しい時期であるはずの20歳〜21歳は私にとって血反吐が出る思いで過ごした1年間だった。
約1年半、壮絶な思いをしながらも何とか耐えて働いた。
仕事中にめまいを感じること、涙が出ること、腹痛に苦しむことなんてしょっちゅうだった。
この1年半でやめるという決断をしたことも、心身のケアに使った約2年間のフリーター時代も、キャリアにとっては汚点でしかないのだが、私にとっては絶対に必要なものだった。
今でこそ、そこまでこの特性で苦労はしていないのだが、私はADHDだ。
販売職の仕事を正社員でしていたが、対人スキルとマルチタスク能力、そして体力がかなり求められるこの仕事は今考えると圧倒的に向いていなかった。
個人的な考えだが、発達障害を持っている人は適職を見つけられなかったら詰む可能性がかなり高いと思う。
程度の差はあれど、私は1社目と3社目で適応障害になった。
両方本質的に向いていない職業だった。
奇跡的にその後適職を見つけることができたが、今も分からずじまいだったら…と考えると恐ろしい。
本気で生活保護で生活をしていたかもしれない。
適応障害で苦しんだことがある方は、
"ちょっと落ち込んでいても出来そうなこと"でスキルを伸ばしてみるのが1番いい気がする。
そして、自分自身の世話ができなくなってきたら、相当危険な状態だということ。
私は部屋の綺麗さを今バロメーターにしている。
ある程度綺麗な状態を保てていれば、その仕事を続けていても問題ないと指標のひとつにしている。
話が少し変わるが、適応障害の時は、物事を過剰にネガティブに受け止めてしまう。
例えば、仕事で同じミスをしてしまった時。
精神的に安定している状態の時は、
「次は間違えないように工夫しよう」
「わかりやすい位置にメモを貼っておこう」
「覚えられるように再度復唱しよう」
などの、色々な解決策が思い浮かぶ。
けれど、適応障害に陥っている時は既に心が疲れ切っているので
またミスをしてしまった
=自分には生きている価値がない。
こんな思考になってしまう。
こうなってくると、自力で元の状態に戻るのは本当に難しい。
私が今このメンタル状態まで戻って来られたのは、休息期間を設けたのと環境を変えたから。
だからどんなに面接で突っ込まれようと
あの時、無理に続けて壊れなくて良かったよなぁと時々思う。