12球団のドラ1を本気で予想してみる。 ~パリ―グ編~
⚠️筆者はロッテファンなので悪しからず。
お時間あれば、セリーグ編・贔屓のロッテ総集編もどうぞ、
1. 初めに
とうとうドラフト1週間前を切ってしまった。
このぐらいの時期になると、ソワソワしてくるものだ。
ではなぜソワソワするのか?
それは各球団が1位指名をどうするかが気になるからである。
一概にそれだけではないのだが、
というわけで、今回はそのソワソワを自己解消するためにも各球団の1位指名を勝手に考察しようと思う。
ちなみに地方競馬の3連単ぐらいには当てるのが難しいはずです(笑)
なお、1位指名予想の詳細は以下の通りです。 ⇓
2. 各球団1位予想
(1)日本ハム
新庄政権で2季連続の最下位となり迎える来季。
その中でも、初年度はトライアウト、今年は新球場のこけら落とし、つまり来年はそういうことだ。
そんな日本ハムは、開幕前にマルティネス(前中日)などを獲得したものの、コア打者であった近藤の流出により、新たなコアの育成が至上命題となっていた。
もちろん近藤の穴は簡単には埋まらなかったものの、その中でも万波が25本塁打を放ち4番に定着したほか、野村・清宮が苦しみながらも2桁本塁打を達成するなど、若手コアの成長がみられるシーズンであった。
ただ、昨年高打率でシーズンを完走した上川畑を筆頭に、二遊間は通年苦しんでいた印象。
もちろん、加藤(豪)(22年3位)・奈良間(22年5位)・水野(21年3位)・上川畑(21年9位)・細川(20年4位)・上野(19年3位、オリックスへ移籍)と指名はしているものの、二遊間の定着には至っていない。
※トレードなどでも多く獲得している。
ただ、このコンテンツは市場に突出した選手がいないため、後回しとなる。
対象的に、投手陣では左右エースである上沢・加藤(貴)の流出可能性がある。
両エースが残留となれば安泰ではあるものの、最悪のパターンまで想定するのであれば先発投手の追加は必須だろう。
と言っておきながら、チーム先発防御率はリーグ3位の3.14とそこまで弱点ではない。
伊藤・鈴木(健)もまだまだ若く、根本・北山・金村などのローテ候補も用意できているため、流出さえなければ大卒世代を獲得するメリットがそこまでないように見える。
対して21年に指名した高卒組はなかなか芽が出ておらず苦しい。
下からの供給が少ないとなれば、補うのはドラフトしかないだろう。
2巡目指名は全体14番目、昨年は1-2位を大卒投手で固めたことも起因して、大卒投手に1位の枠を割くとは正直思えないが、しっかりと補充しておきたい。
来季、新庄監督も3年目であり、そろそろ数字で結果を出したいところ。
ただ、2軍のデプスやこれまでの指名を考慮して、日本ハムの1位指名は高校No.1投手と予想した。
(2)西武
今年の西武は災難であった。
その一言に尽きる。
というのも、主砲の山川がスキャンダルでほぼ全休、チームとして深刻な得点力不足に陥ってしまった。
これが影響し、チームの最多本塁打はおかわり君の17発、ついでマキノンの15発、外﨑の12発と、年齢などの面も考慮すれば相当苦しい展開になっているだろう。(実際は、山川がいても若手が苦しんでいることに変わりはないが…)
長距離砲として期待していた渡部も夏前は良かったものの失速、その山川は故障者特例でFA権を獲得し、かねてより言われていたソフトバンク入りが濃厚なだけに次世代の大砲探しが急務である。
しかし、一塁に渡部、三塁にマキノン、DHにおかわり君という布陣を形成するのであれば、コーナー系を獲得しても運用しずらい側面がある。
かといって、大きな穴の空いた外野は昨年蛭間(2022ドラ1)・古川(2022ドラ1)を獲得している。
ただ外野手の方が打力の穴が多いため、外野手を獲得するというのもなくはない。
対して、投手陣は3投手が10勝を記録した。
さらに言えば、隅田も10勝を記録しかけ、危うく10勝カルテットを達成しかけるぐらいだ。(実際の隅田は9勝、)
ただ、左投手の枚数が去就不透明のエンスも含めて5枚しかいないという物理的にマズイ状況も加味すれば、左投手は指名しておきたいところ。
加えて、高橋光成が遅かれ早かれメジャー挑戦を視野に入れていることまで含めれば、実は先発投手陣も数年安泰とは言い難い。
2軍では羽田(2021ドラ4)や渡辺(2018ドラ2)などが成長を見せているものの、将来的な先発の枚数というと心もとないものがある。
また、リリーフも佐々木や森脇が来季全休、平井の去就が不透明であるため、佐藤(隼)などの先発配置転換も考えずらい。
要するに、西武は思っているよりも投打共に深刻である。
ただ、2巡目は全体16番目、ここまで見ていただいた方は理解されているだろうが、他球団は投手需要が高い。
というわけで、西武も例にならい1位指名は大卒投手と予想した。
もちろん打者課題もあるが、おそらく2巡目でも獲得できる。
となれば、他球団の動向次第ではあるが投手を補充した方がいいだろう。
加えて、1位指名であれば左右の選択も容易にできるため、できれば左腕を優先していきたいところだ。
P.S. 西武公言しましたね。予想的中?なのかな、
(3)楽天
最終戦、勝てば3位というところまで詰め寄った楽天だが、思えば5月ごろには最下位に転落していた。
そこから考えれば、十分善戦をしたと言える。
ではなぜ最下位に転落したのか、
それは簡単で、島内・浅村・阿部など主力期待の打者が春先に大不振に陥ったからだ。
ただ、果たしてこれを主力打者だけの問題として片付けていいのだろうか。
何が言いたいのかというと、つまりはこれらの主力打者に取って代わる選手を用意できていなかったということだ。
しかしながら、2軍では和田が16本、正隨が7本、黒川が5本、渡邊(佳)が.372などなど、打撃では圧倒的なものを見せている中堅世代が多い。
つまり、2軍のデプスは相当なものなのだ。
他球団の例を挙げれば、松本(日ハム)や頓宮(オリックス)など突然覚醒ということもありえるため、中堅世代の躍動が好材料であることは間違いないだろう。
加えて、来季から新たに今江新監督が誕生。(しみじみ)
2軍コーチも務めていただけに、これらの選手が起用される機会も少なくないだろう。
仮に1軍定着することが出来れば、巨大戦力を抱えるチームに変貌できる可能性がある。
対して投手陣は、高齢化が目立つ。
今季35歳の田中(将)は24登板、39歳の岸が20登板、33歳の則本が24登板、33歳の辛島が10登板と、まだまだベテラン勢に頼り切りな面もある。
もちろん則本と岸は安定感のある成績を残していたが、いつ崩れるかも分からないため、先発候補の補充は必須である。
現状の25歳以下の先発候補は早川・荘司・藤平・松井(友)といるものの、主力の高齢化も相まって絶対数が足りないように見える。
中堅世代の瀧中・藤井も戦力として計算できるものの、枚数不足であることには変わりはない。
しかし、昨年のドラフトで支配下指名6人中5人が大社投手であったことも踏まえると指名しずらいのが現実。
それでも先発崩壊に備えて獲得しないといけないのもまた事実。
仮に先発候補を指名するのであれば、昨年荘司(2022ドラ1)を指名していること、左腕先発が2020年の早川・藤井に遡るまで指名できていないことを考慮して、左腕を狙いたい。
ただ懸念点として、楽天の2巡目は18番目、魅力が詰まった野手が残っている保証も出来ない。
いくら中堅がいいとはいえ、あくまでも中堅だ。
様々なことを踏まえ、私が出した結論は左腕大学生だ。
もちろん次なる大砲を探したいところだが、野手は2軍に候補がいることを踏まえると、これ以上の崩壊を招かないという意味でも投手を優先していきたい。
そして、2巡目で野手を獲得する。理想的だ、
というわけで、楽天の1位指名は左腕大学生と予想した。
左腕にもいろいろなタイプがいるが、1軍で投げながら経験を積まざるを得ない状況もありえるため、できれば安定感がある選手を獲得したい。
別件だが、編成表を見ればわかる通り穴が多すぎやしないだろうか。
今ドラフトでは、穴埋めという意味でもいろいろなポジションを満遍なく指名したいところだ。
(4)ソフトバンク
昨季は目の前で優勝阻止、今季は2位阻止と散々な目にあったソフトバンク。
最後のリーグ優勝は2020年まで遡り、常勝ソフトバンクのイメージに陰りが見え始めている中で小久保新監督が誕生、今年優勝にかける思いは相当なものだろう。
そんなソフトバンクは、投打共に主力の高齢化が表れている。
野手では主砲柳田が35歳、中村晃が34歳、今宮が32歳、甲斐も31歳と後継者を探しておきたい年代に突入している。
ただ柳田のポジションには生海(2022ドラ3)を、今宮のポジションは昨年イヒネ(2022ドラ1)を指名、捕手も吉田(2022ドラ6)を指名しており、それぞれ候補自体は獲得している。(彼ら以外にも多くの選手が指名されている。)
育成に成功するかどうかは分からないものの、1年で同じ世代の同じポジションは獲得しないだろう。
それとは対照的に、先発陣は相当苦しい。
1軍ローテには、来季44歳を迎える和田が当たり前のようにいる。
もちろん元気に投げていることはいいことであるものの、編成としてはいかがなものだろうか。
そのほか有原・石川・東浜などの主力先発も30歳を超えており、次の世代を準備しておきたいところではある。
だが肝心の次の世代は、大関・藤井・板東・スチュワートなどが1軍で既に投げているが、2軍で圧倒的な数字を残した先発投手はほぼおらず、来季の突き上げも考えずらい。
要するに、編成・育成の両面で苦しんでいるというわけだ。
加えて、ソフトバンクの選手はなぜか怪我に見舞われることも多いため、枚数を増やすという意味でも来季ある程度1軍で投げれそうな投手は確保したいところ。
ソフトバンクの2巡目指名が20番目ということも踏まえると、やはり1位指名は投手といきたいところだ。
正直、左右どちらも足りていない状況ではあるが、現在のローテ級投手のことを踏まえれば、若干左腕の方が優先度は高いか。
というわけで、ソフトバンクの1位指名は安定感のある投手(できれば左腕)と予想した。
来季、本当の意味での上位を目指すのであれば1軍に貢献できる投手の獲得は必須である。
競合してでも獲得したいのが実情だろう。
P.S. こちらも武内濃厚だそう、パは今のところ1/3が想定内。
(5)ロッテ
やっときた我らが千葉ロッテ。
今季はファンも含めてBクラスだと思っていたが、2位でフィニッシュ。
多分、ロッテの2位を予想した人はいないだろう。
それは置いておいて、シーズン後半は先発が大量離脱。
これが起因し、シーズンに複数回オープナーをする羽目になった。
こうして、稼働している投手の枚数が足りないことが露呈した。
ただ、中森が2軍で経験を積みシーズン中に初先発、CSではロングリリーフをこなしていたりと好材料もあることにはある。
まぁ、それでも足りないんですけど…
しかし、本当の課題は左腕先発だ。
「いない」、この一言に尽きる。
現状の左腕先発は小島・メルセデスが多くのイニングを投げているものの、その下の世代で好成績を残している選手は2軍ですら皆無。
そもそも絶対数が多くないという問題もあるが、苦しいを通り越して言葉が出ないほど。
ここまでひどいと、1位指名の枠を割いてでも指名したいところ。
じゃあ打者は安泰かと言われると、首を縦に振れない。
問題は外野手で、怪我持ちの荻野・藤原・岡・高部・山本、守備難の角中・石川、体力不足の和田とファイヤーすぎる。
問題はそれだけで終わらず、荻野と角中は共に35歳を超えている。
つまるところ、いつ現役を退いてもおかしくない状況というわけだ。
となれば、ある程度攻守で期待できる外野手は指名したいところ。
さらに言えば、2軍で3割打者は0人、2桁本塁打も0人と、次世代の野手という面でも苦しい状況が続いている。
だが、ロッテの2巡目は22番目、欲しい野手が残っている保証はどこにもない。
だからこそ悩むし、難しい。
今ドラフトの是非が、今後のロッテの命運を分けるだろう。
ということで、ロッテの1位指名は大卒左腕と予想した。
あれだけ度会を推していたが、あれはあくまでも私の希望であり、今回は予想。
無難に行くのであれば大卒左腕だろう。(それでも度会推しはやめないが、)
仮に度会が指名されたら、球団職員を目指します(笑)
(6)オリックス
最後はパリーグ3連覇を成し遂げたオリックス。
開幕前は吉田正尚の穴は大きいかと思ったが、FA獲得の森と首位打者の頓宮によって完全に塞がれた。
そんなオリックスの投手陣は語ることがないレベルで完璧だ。
先発陣は若手ばかり、リリーフは強固と、全く言うことがない。
今オフ、山本のポスティングにより若干先発の枠は空くだろうが、どうせ埋まるだろう。(やり投げ)
というのも、曽谷(2022ドラ1)・椋木(2021ドラ1/手術にて育成)などが控えていたり、高卒ルーキーの斎藤(響)が2軍で好成績、1軍登板を果たしているからだ。
もはや暴力である。
とはいえ、先発の枚数は不安であるため指名したいが1位で行くほどではない。
対して野手だが、これも編成上の明確な穴はない。
強いて挙げるのであれば、中堅手候補と言ったところか。
ただ、ここも上位の枠を割くほどではない。
加えてレギュラーはほぼ若手と中堅で構成されているため、野手獲得も将来性重視でよいというのが実情。
書いてて思う。
なんなんだこの球団、強すぎるぞ、
というわけで、オリックスの1位指名は高校NO.1 投手と予想した。
チームの空気感が投手で制圧する方向であるため、どんどん投手を育成していきたいところ。
ついでに言えば、前田悠伍はオリjrでした。
こんなん絶対指名するだろ。
なんとなく執筆量が少ないように見えるが、別に書くのに飽き飽きしたわけではない、本当に書くことがないのだ。(誉め言葉)
3. まとめ
というわけでパリーグの1位予想はいかがだっただろうか。
あまりにも無難になりすぎただろうか?
もう少し大穴は大穴にするべきだったかも…
実は、執筆前は普段からパリーグの試合をよく見ているため簡単かなと思っていたが、1位予想がそんな簡単なわけがない。
と言い訳しながらも、流石に贔屓は当てないとまずいですよねぇ(笑)
とか言いつつ、気づけばドラフトまであと1日、
我々にできるのはもう神頼みだけ、
頼むぞフロント陣営。
というわけで今回はここまで、
それでは、さいなら〜。