#1 『本日も鴨川日和』を始めます
はじめまして、こたつと申します。
東京出身。美術大学進学で京都へ。
20代を京都で過ごした後、30半ばまで東京生活。
再度京都に戻り現在に至る、左京区在住のプレシニア男性。
のほほんと日々の愉しみについて、少しづつ書いていこうと思います。
愚にもつかない駄文ですが、コーヒー片手にごゆるりとお付き合いいただけると幸いです。
夜の左京区を遊歩する
コロナの蔓延、運動不足、ガソリンの高騰…、
様々な理由が重なり、生活の中に積極的に散歩を取り入れるようになった、2021年。
仕事後の夜に、距離にして5〜8km、時間にして1〜1.5時間程度を、週に2、3回歩くことから始めました。飽きが来ないよう改良しながら、ここ数年間で編み出した散歩コースは、下記の4コース。
宝ヶ池周回コース
哲学の道折り返しコース
吉田山登頂コース(大袈裟)
北大路折り返しコース
少し遅めの夕食を済ますと、「今日は、宝ヶ池周回コースにするか!」とひっそりと静まり返った夜の街に繰り出し、疏水分線や高野川、賀茂川沿いを、ときに糺の森を、やや早歩きで闊歩する。
夜といえど、同じコースを歩き続けることで、草花の微妙な変化や香りの変化、気候の変化で日々の移ろいを感じ取ることができます。
また、アスファルトで舗装された道だけではなく、砂利道や土の道を歩くと明日を迎えようとする京都盆地の息吹を感じることができ、活力を分けていただける気もしてきます。
健康のためと半ば義務的に始めた散歩ですが、ユニクロとワークマンに全身を包み、考え事をしたり、イヤホンで漱石を聴きながら歩くのは、いつの間にかささやかな愉しみとなりました。