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【健康】睡眠のすすめ
ここ1〜2年、ほぼ毎日夜21時半には布団に入り、22時までには眠りについている。
35歳を過ぎた頃、日々の体調の悪さ、お肌の老化、太りやすさ...等々について、いよいよこのままではマズイかもしれないと思うようになった。
これがいわゆる曲がり角というやつなのか...と実感したが、35歳でこれじゃ今後どうなっちゃうの?!と思うと恐怖だった。
そこで私は主にダイエット、美肌、自律神経の整え方についての書籍や動画で勉強を始めた。
そんな日々を過ごす中で、父のガンが発覚した。自分のダイエットどころではなくなり、ガン細胞を小さくする方法や、ガン予防についての情報を常に集めていた。
すると、ダイエット、美肌、自律神経、病気の回復.予防について、食生活にしろ生活習慣にしろ大体同じことが書かれている印象を受けた。
簡単に言えば、肌に悪い食べ物は太りやすく、生活習慣病を招くリスクもあり、自律神経神経も乱れさせる。
食べると良いもの、食べない方が良いもの、取り入れるべき生活習慣、排除すべき生活習慣は大体共通しているのだ。
当たり前と言えば当たり前なのだが、長らく消費社会の奴隷状態だった私は、これに気がついた時衝撃だった。
私はそれまで、無駄なことにお金を使ったり、身体に悪いものを食べたりする為に、睡眠時間を削っていたのだ。
夜22時までに寝るなんて絶対無理!と言われることがある。
私は会社員時代、昼休みをとるのが16時で、22時以降まで残業するのが当たり前の生活をしていた。
この生活で22時に寝るのはもちろん無理だ。
また息子は2歳ごろまで夜泣きがひどく、時間関係なく耳が裂けそうな位大声で泣いていた。
この生活で22時から朝まで眠るのも無理だ。
子供が乳幼児時期の親の睡眠については、私は何も言えない。正直時間が解決しただけだからだ。ベビーシッター制度等がもっと普及すればと思うが、現在の日本ではまだまだ難しそうだ。
しかし逆に言えば、乳幼児や介護が必要な家族を抱える人以外には、22時に眠ることをおすすめしたい。(本来は、乳幼児や介護が必要な人のお世話をしている人にこそ、睡眠をたっぷりとって欲しい。でも申し訳ないことに具体的な解決策が今のところ思い浮かばず...)
会社員時代の生活については、しんどさを感じながらも、その生活が当たり前になっていた。
でもこれは子供の夜泣きとは異なり、自分で解決の為に努力すべき問題だった。
夜22時に眠ることが出来ない仕事の仕方はおかしい。
会社員時代と子供の夜泣き時代を経て、夜だけが自分の時間だという認識があった為、夜眠るのがもったいないというマインドが染み付いていた。
子供を寝かしつけた後、布団の中でスマホをいじったり、起き上がってお菓子を食べながらNetflixを見るのが至福の時間だと信じていた。
しかし年々ひどくなる体の辛さには耐え難かった。
いつも眠いし、だるいし、時折、頭痛もする。
食生活の改善と22時に寝るようになってから、体調がどんどん良くなるのを実感している。
食生活の改善には知識と料理の手間、材料費も必要だが、睡眠はタダだ。手間もかからない。
タダで出来る方法をなぜ今まで一度も試さなかったのか?
今となっては疑問だが以前の私は、追わなければいけない情報、見なければいけないテレビ、食べないといけないもの、買わなければいけないものが常にあった。それらをするには22時以降が最適だったのである。
それら全てを手放したら、睡眠を削ってまでしたいことなど何も思いつかなくなった。
とにかく寝よう。
眠ること以外に疲労回復が見込める手段はないと、今では思う。