自由律俳句　10月19日

・カバディまがいの譲り合い

・すれ違いざまに、おばあちゃん家の匂いを感じる

・予定では空にいるはずだったのに

・野良猫を見た喜びを悟られないようにする

・予約して入った店が、すいている

・気を遣って電車を降りたが、ここでは誰も降りないみたい

・限りなく髭に近い鼻毛

・リップクリームを手放すタイミングを探る

・擦った文字を引き伸ばしてくれる消しゴム

・安心させようとした笑顔がぎこちない

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