日本は大丈夫なのか
ココオル代表(丸田勝也)の中学校の同級生「ゆきわ」です。私たちは昭和50年代後半に生まれました。
私たちは「プレッシャー世代」と呼ばれているようです。私たちの下が「ゆとり世代」です。
かつて「ゆとり世代は・・・」とよくネガティブに語られ、それは正直、わからなくもないのですが、私たちの頃から既にヤバかったのでは?
今回は、そんなお話です。
班分けができない
高校生の頃、家庭科で保育実習というものがありました。
実習で保育園に行くため、グループをつくります。男女それぞれで2・3人組をつくって、名前を黒板に書いていき、それを先生がチョークで結んで男女グループをつくりました。
家庭科はユニークなベテランの先生で、チョークの線はまっすぐだったり、ゆらいで遠くまでいったり、その様子にナレーションを付けながら、男女のカップリングができていったのです。
そして、先生は次のようなことをおっしゃいました。
「保育実習を行っているのは、この界隈では本校だけ。なぜかというと、他の学校はこんなスムーズに班分けができないから」
衝撃の事実でした・・・
⬇このnoteで、私が通っていた高校は進学校だけど、勉強ができる反面、人間関係が危なっかしいところがあるとか書きました。
でも、なんだかんだで後に教員やリーダーになる子も多いからか、例えば、仲間はずれにしないとか、目的を達成するための交渉力・調整力とか、そういうことは難なくクリアしていたのです。
だから、この記事でも少し触れていますが、私たちが卒業した後に「先生も手を焼くような深刻なイジメがある」と知って、とても残念でした。
かつてその高校は進学校といえど、「○○牧場」とか「4年制高校(浪人するのが当たり前だから)」とか呼ばれるゆるい学校でした。
私たちが在学中はそれほどゆるくなかったかもしれませんが、まだ古き良き時代の雰囲気が残っていたのかもしれません。
だんだん進学実績などの成果主義が強くなって、生徒たちにストレスが多くなっていた可能性も考えられます。
「ゆとり世代」は仕事ができない?
ゆとり世代は仕事ができないのか。そんなことはない、よくやってくれるし、私たちよりできることもあったと思っています。
やっぱり自分たちの感覚とは違うなと思って困る場面もありましたが、そういうことはいつの世もあるもので、私たちよりだいぶ年上の人たちだって、さらに上の世代から「新人類」と呼ばれていました。
ただ、ちょっと由々しきことだなと思ったことがあります。これは、いわゆる「ゆとり世代」に限ったことではないと思うのですが。
夫はいないほうがいい?
ゆとり世代の後輩が、こんな話をしていました。
テレビで、「船での仕事のため、何ヶ月も家に帰らない男性」のことが取り上げられていたことについて。
それ、めっちゃイイやん!
と仲間うちで盛り上がったそうです。なぜかというと、そういう人と結婚すると、その人と一緒にいなくていい上、お金は入れてくれるから、だそうです。
色んな仕事があるから、なかなか帰れないとかは仕方がないし、ある程度は割り切るしかないと思った私。
それとは逆の認識で、私より年下の子たちが上記のように盛り上がるのは、ちょっと心配だと思ったのです。
私たちは、まだまだ課題はあるものの、男女共同参画を地でいってる世代(と私が思っているだけかもしれませんが)で、それぞれ働いて、家事も育児も協力して、一緒にすごして・・・
少なくとも、私はそのような価値観の中で生きている。それは恵まれているのかもしれません。
日本は、大丈夫なのでしょうか。