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ドラマ:ながたんと青と(2023)全10話
(ドラマを見てから、これは記事に残さないとと思って下書きにしていたものです。年も明けてしまいましたのでこの機会に。)
ドラマ化が発表された時に作品を知り、面白そうだなと思っていました。
面白そうだな、だけで原作のマンガを読む機会もないままドラマを先に見ましたがとても良かったです。マンガも読みたい。
舞台は1951年、戦後の京都。老舗料亭「桑乃木」の娘・いち日(門脇麦)は夫を亡くし、ホテルの厨房で料理人として働く日々を送っていた。西洋料理の世界で生きていく決意をしたいち日だったが、一方で実家の料亭「桑乃木」は戦後の客離れが止まらず、経営危機にさらされていた。料亭への援助を受けるため、大阪のホテル経営者・山口家との縁談が持ち上がるが、そのお相手はまさかの19歳の大学生・周(作間龍斗)。周は、つんと辛い“青と”(青とうがらし)のような歯に衣着せぬ発言をする若者で、いち日と一触即発の状態となるが――いち日は亡き夫が残した“ながたん”(包丁)を手に、「桑乃木」再建のため、政略結婚を決意する。
15歳も年下のイケメンが結婚相手、スゴイですね。
しかしドラマでは「年下の」旦那さんという程度であまり年の差を感じることはなかったです。
この結婚相手の周(あまね)さんは1年で「桑乃木」を建て直す、と実家に言ってお婿さんにやってきたらしいことがドラマのなかで明かされるのですが、その理由がわからないんですよね。
桑乃木になにか思い入れがあるのか、それとも単に経営自体に興味がありお店はどこでもなんでも良かった、ということなのか。
自身の口からは語られないので地味に気になっていました。
特にこちらは恋愛ドラマではない(多分)のですが、随所に見どころがあり、わたしのメモは止まりませんでした、ときめきすぎて(笑)。
「恋愛感情がないと言ったのは、嘘」
「だから、僕を突き放さないでください」
この回は本当にメモしながら
「ひぃぃ」
と言ってしまい、その「ひぃぃ」もメモに残したわたしです(笑)。
終盤、15歳も年上だからこそ周さん「の」未来のために身を引こうとする主人公。
一方、一緒にいるうちに主人公「との」未来のために動きたい周さん。
お互いがお互いを思う気持ちがとても良かったです。
エンディングに流れる音楽もドラマに合っていて、その曲を聴きながらその回のお料理の裏話的なシーンを流してくれます。
(例:主人公のお母さんとお料理する慣れない様子の周さん)
それがまた、生活を垣間見している感があって個人的にはとても好きでした。
そして忘れてはいけない!!
田嶋さん役の中村蒼さん!!!!!
主人公の恩人。
とても良い。
好きです。
そりゃこんな人が近くにいたら周さんもヤキモキしちゃうよ!そりゃそうよ!
大きな海のような、あたたかな心の持ち主田嶋さん。
笑顔が、好きです。
WOWOWのオリジナルドラマはわりと物騒なストーリーのものが多いイメージですが、こちらは物騒さは皆無です。
穏やかな空気を求めている時にオススメのドラマです。