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「いのちの輝き」陶彩画

有田焼の手法で作られる焼き物の絵画
草場一壽さんの陶彩画2024新作展(大阪)へ訪れた。

そこは神社仏閣のような神聖な時間が流れている。
 

数度、焼成された彩りの美しさもさることながら、草場さんの言葉選びが素晴らしく、各作品に込められた文章が胸に響く。

「いのちの輝き」をテーマとされており
一作品、一作品、絵画が語りかけてくるものと想いの言葉に思わず涙ぐむ。


目を奪われたのは新作の一つ
慈悲の姿で女神として表現された「四天王」

特に「持国天」の前からしばらく動けなくなった。


訪れたとき自分の尊厳について考えていた時で、持国天の元に書かれていた言葉は背中を押してくれたかのようで、思わず涙ぐむ。

会場にはハンカチで目頭をおさえている人も。

焼き物の絵画、その工程を思うと一瞬一瞬が重なっていく人生のようだ。

だからか作品一つ一つにある詩的なメッセージ、この言葉が不意に心を突いてくる。

一周目は陶彩画の美しさに魅了され、二周目は言葉をじっくり読み、三周目は響いた言葉と陶彩画の前で思う存分対話した。

写真撮影不可というのも良く、久々に自分のペースでゆっくりと「鑑賞」できた。

作品を観ながら、今のどんな自分も認めるという自己受容ができたように思う。
自己受容できたことで自分を活かし生きることに繋がるのだろう。


自分の「いのちの輝き」について考えたことがなかったが、いのちが輝くように生き方を変えてみたいと、そんな心の変化を感じながら帰路に着いたのだった。



陶彩画家 草場一壽 



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RIE
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