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4年国語「かがやき」(扉詩 光村図書)を解き放て! - 4年生の豊かな感性が光る授業

4年生の国語の授業で、光村図書に載っている詩「かがやき」を読みました。雲が、みんなのほおが、そして、太陽が…。この詩には、たくさんの「かがやき」が出てきます。一体どんな「かがやき」が描かれているのでしょう?

授業では、子どもたちと一緒に、詩の中に隠された「かがやき」を探しました。

授業のねらい

  • 詩を読み、情景やテーマを想像する力を養う。

  • 自分の考えを根拠に基づいて説明する力を養う。

  • 多様な解釈を尊重する態度を養う。

授業の流れ

1. 導入 (5分)

  • 詩「かがやき」を提示し、児童に読ませる。

  • 詩の簡単な感想を共有する。

2. 発問 1: いつ? (25分)

  • 発問: 「この詩は、どんな時間帯の情景を描写していると思いますか? 理由と一緒に教えてください。」

  • 個人思考: 児童に自分の考えをノートに書かせる。

  • グループ交流: 近くの席の児童と意見交換をする。

  • 全体発表: 様々な意見を発表し、それぞれの理由を説明する。

  • 教師のまとめ: 夕焼け時、日の出前など、様々な解釈が出されることを確認し、それぞれの根拠を整理する。

    • ポイント: 時間帯を特定するキーワードや表現に注目させる。(例:「雲がかがやいている」→夕焼けの雲、「太陽が山をはなれた」→日没)

    • 発展: 別の時間帯の可能性について問いかけ、多角的な視点を養う。(例:「もし、昼間の情景だとしたら、どんな言葉や表現が使われているだろうか?」)

3. 発問 2: かがやき? (25分)

  • 発問: 「この詩に描かれている『かがやき』は、どんな種類の『かがやき』だと思いますか? 理由と一緒に教えてください。」

  • 個人思考: 児童に自分の考えをノートに書かせる。

  • グループ交流: 別のグループの児童と意見交換をする。

  • 全体発表: 自然の光、喜びや希望の象徴など、様々な解釈が出されることを確認し、それぞれの根拠を整理する。

  • 教師のまとめ: 「かがやき」という言葉が持つ多義性を確認し、詩の中でどのような意味で使われているかを考える。

    • ポイント: 五感(視覚、聴覚、触覚など)と結び付けて、「かがやき」の具体的なイメージを膨らませる。(例:「雲の輝きは、どんな色や形をしているだろうか?」「湖面に反射する光は、どんな感触だろうか?」)

    • 発展: 「かがやき」の反対の言葉を考え、詩の表現と比較することで、言葉の奥深さを理解する。(例:「『かがやき』の反対は『暗闇』。この詩に『暗闇』という言葉が出てこないのはなぜだろうか?」)

4. 発問 3: テーマは? (20分)

  • 発問: 「この詩のテーマは何だと思いますか? 理由と一緒に教えてください。」

  • 個人思考: 児童に自分の考えをノートに書かせる。

  • 全体発表: 自然の美しさ、生命の輝き、希望、喜びなど、様々な意見が出されることを確認し、それぞれの根拠を整理する。

  • 教師のまとめ: 詩のテーマは一つではないことを確認し、多様な解釈を許容する雰囲気を作る。

    • ポイント: 詩の構成(場面の移り変わり、表現の変化など)に着目し、テーマと関連付けて考察する。(例:「詩の前半と後半で、情景や表現がどのように変化しているだろうか?」「それは、詩のテーマとどのように関係しているだろうか?」)

    • 発展: 詩のタイトル「かがやき」に込められた意味を考え、テーマとのつながりを深める。(例:「なぜ、この詩には『かがやき』というタイトルが付けられているのだろうか?」「もし、別のタイトルを付けるとしたら、どんなタイトルがふさわしいだろうか?」)

5. 振り返り (5分)

  • 授業で学んだことや、詩を読んで感じたことを振り返る。

評価のポイント

  • 思考力: 詩の表現から情景やテーマを想像する力、根拠に基づいて自分の考えを説明する力、多様な解釈を理解する力を評価する。

  • 表現力: 自分の考えを分かりやすく的確に伝える力、他の児童の意見を尊重する姿勢を評価する。

  • 主体性: 授業に積極的に参加し、自分の考えを積極的に発表する姿勢を評価する。

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