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お手伝いの効果
ご家庭で、何かのお手伝いをさせている方も多いのではないでしょうか。
お手伝いが習慣化されると、保護者の方にとって、家事が少し軽減されますし、子供たちにとってもやらなければならないことがあると、生活リズムも整ってくるなど、お互いにとって、よいことがたくさんあると思います。
もちろん、お手伝いはご家庭だけの話だけではありません。
学校でもお手伝いを率先してやってくれる子供たちがいますが、その子たちの多くは、意欲や自己肯定感が高いイメージがあります。
しかも、そのときの気分や状況によって、サボろうとすることが少ないことも特徴にあります。
お手伝いを率先してやってくれている子供たちの気持ちはそれぞれ異なるかもしれません。
◯先生や友達に好かれたい
◯褒められたい
◯よいことで注目されたい
◯使命感に駆られている
◯よくないことをしてしまったから、少しでもポイントをあげたいと思っている
◯お手伝いをしないと叱られる
など、様々な理由はあるかもしれませんが、
『お手伝いをする』
↓
『褒められる』
↓
『気分がよくなる』
↓
『また褒めてもらいたくなる』
↓
『周りを見たり、聞いたりして、お手伝いをする』
お手伝いをする動機は、様々かもしれませんが、お手伝いで成功すると、このよいスパイラルに入ることが多いです。
では、どうしたら、お手伝いを成功させて、よいスパイラルに入るのか。
それは、大人側の『褒める』が重要になってきます。
もちろん、
「お手伝いをしてくれてありがとう」
「お手伝いをしてくれてえらいね」
「お手伝いができて、すごいよ」
と、いった褒め方でもよいのですが、
私が実践しているは、
『お手伝いをしてくれたことの価値づけをしてあげた言葉を入れること』です。
例えば
「手伝ってくれたおかけで、やらなければならなかった仕事をやらずにすんだよ」
「草むしりをしてくれたおかげで、みんなの苗がよく育つよ」
など、やってくれたことが、今後どのようなことに活かされるのかをしっかりと伝えた方が、「やってよかったな」「次も〇〇のために手伝おう」と、手伝ったことに対する高揚感と次への意欲をもつことができます。
手伝いが、誰の、どんなためになったのか、をしっかりと伝わるように褒めることが、手伝いのよいスパイラルに入るとても重要なポイントになると考えています。
ご家庭で、なかなか手伝いがうまくいかないお子様もいらっしゃると思います。
こちらから、「やって」というと、なかなかやってくれないこともあると思いますので、普段の生活の中で、偶然でも構いませんので、何か家族のためになるようなことをする場面を見付けたら、しっかりと褒めてあげて、高揚感を味合わせてあげてほしいなと思います。
その積み重ねが、必ず、
『人のために何かをすることは気持ちがよいこと』に気付くはずです。