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人によって意見が異なるとき(就学や転学の相談)

以前質問の中で、

「通常学級に通学してて、支援学級への転学の話がでてきている。ただ、担任の先生、就学相談の先生、病院の先生の言っていることが異なっていてどうしようか困っている」

という内容の話をいただきました。


相談する関係者の方々の意見が違っていたら、正直困りますよね。
すべて

『学校の先生や就学相談の先生は、支援学級がよいと言っているが、病院の先生は通常学級でいけると言っている』
私も実際に色々な方から聞いた話だと、このパターンが1番多い事例かと思います。

私も同じ状況なら
「いったい誰の言っていることを信じればいいの?」
と思ってしまいます。

もちろん、最終決定は保護者の方がすることになりますが、一度舵を切ってしまうと、合わなかったとき、なかなか元に戻ることは難しいですので、簡単には決めることができないと思います。


私も誰の意見を聞けばいいのか、お答えするのができませんでした。

ただ、私が考える意見として、考えをお伝えさせていただきました。

まず、特別支援について学校や園の先生からお話があったということは、教室の中で周りと一緒に学習したり、生活したりする中で何かの困難な状況があるということを理解しておく必要があります。

その教室での状況から、
◯今後もそのままで成長できるのか。
◯そのままで楽しい生活が送れるのか。
◯何らかの支援が必要なのか。
◯本人の居場所はあるのか。
◯本人がいたいと思うのか。
◯今後の周りの成長と共に生活していけそうなのか。
必要最低限、この確認を担任の先生と行うことが大切です。

そして
今の状況をもとにして、色々な方と話し合いが始まると思うのですが、意見が異なる場合、1番大切にしてほしいことは

『本人が成長できる環境』

『本人が安心できる環境』

この2点に限ります。

いくら、他の人がどう言おうと、保護者の方がこの2点について不安があれば、やめた方がよいかなと思います。

反対に、この2つに希望が見られたら、他の意見よりも、保護者の方の考えに自信をもって進めていけたらよいかと思います。


これは、経験上間違いないかなと思いますと、その時はお答えさせていただきましたし、今も考えは変わっていません。

今来年度に向けて悩まれている方も多いと思います。

少しでも参考になればと思います。

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