天才と天才の貴重な対談~『何が映画か「七人の侍」と「まあだだよ」をめぐって』~
印象に残った文章
感想
『七人の侍』で三船が付けていた兜は国宝だったらしい。国宝を平気で使えるのはいい時代だな~と思った。予算が大幅に超えてラストの合戦シーン手前まで撮って、重役に見せるという手法はちょっとずるい。それで、資金を出させたというエピソードは面白い。
北野武との対談も見てみたい。
YouTubeで対談動画も上がっているのでそちらも見たい。
本物を追求する黒澤監督。『赤ひげ』以降三船と組むこともなくなり映画もあまり撮らなくなった。わたし的には『赤ひげ』が黒澤映画の頂点だと思っているので、この大監督に資金・撮影する機会を与えなかった日本映画界が憎い。
書籍情報
何が映画か「七人の侍」と「まあだだよ」をめぐって
黒澤明・宮崎駿
徳間書店
1993年8月31日 初版
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?