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『谷口ジローコレクション 神々の山嶺5』
印象に残ったセリフ
生きているあいだは休まない
休まない
おれが・・・
おれにやくそくできる ただひとつのこと
ー何故山に登るのか
何故生きるのか
そんな問いも答えもゴミのように消えて
蒼天に身体と意識が突き抜ける
1995年11月9日15時21分
標高8848メートル
羽生は前を睨みつけるようにその眼を見開き
死のその瞬間まで自分の意志を保ちつづけていたのだ
そして 死はいつもその途上で その人に訪れるのです
その人が死んだ時 いったい何の途上であったのか
たぶんそのことが重要なのだと思います
感想
自然の描写が物凄くうまい。特に山の描写が抜群にうまい。
羽生のような精神を持つ男に憧れを持ってしまった。なんて、かっこいい男なんだと思った。
私の中の大好きな漫画が一つ増えた。
またいつか読むことになる気がする。その時に、どんな感想を持つのか楽しみである。
書籍情報
谷口ジローコレクション 神々の山嶺5
谷口ジロー
集英社
2022年9月30日 第1刷発行