マガジンのカバー画像

住宅

5
住宅について感じたことを。
運営しているクリエイター

#家族

住宅のデザイン

住宅のデザイン

それはいかように決めていくものなのか。

そもそも、家のデザインを本気で考えている一般の方はどれくらいの割合でいるのだろう。
思うに、ほぼ10割の方が「おしゃれで可愛くてカッコいい」デザインにしたいと願っているのではないだろうか。

しかし、数多ある建設会社、ハウスメーカー、設計事務所、どこに頼んだらいいか途方もない可能性が目を眩ましてくるし、このデザインで本当にいいだろうかと不安になるのではない

もっとみる
経年劣化

経年劣化

人は歳をとる生き物だ。
昔は早く歳を重ねて大人になりたいと願ったものだが、その想いも歳と共に変化するらしい。

住宅も歳をとる。
それは住宅に限らず、あらゆる物事は時間をかさねて劣化していく。

ここで考察したいのは、

自宅の事を、「人生の相棒」だと思ってみる、ということだ。
それは妻もそうだし、仲間もそうであるし、自宅も同じく生き物として。

住宅も歳をとる。
塗壁はひび割れを見せ、無垢材の杉

もっとみる
無駄な空間

無駄な空間

そう聞くと、ネガティブな印象を受けるだろうか。かつて建築家・篠原一男さんはこう語る。

「住宅には無駄な空間が必要である」 

僕はこの言葉を聞いた時、とても嬉しい気持ちになった。
なぜなら、僕自身も住宅に携わる上で、この無駄な空間が必要だと感じていたからである。
篠原一男さん曰く、

「名前の無い空間、用途の指定されない空間が、生活のコアー(核)になる」

これはとてもロマンチックな表現だと思う

もっとみる