読みたい衝動まで本棚にしまっちゃわないように。
特に図鑑とか雑誌がいい例なんですけど、最初のページから順を追って読まなくてもいい類の本は本棚にしまっちゃうとアウトだと思っています。その時点でもうそれはとても開きにくい代物になります。
私の場合、ベッドサイドにたくさん本をならべていますが、読み終わった、且つまたすぐ取り出せるようそばに置いておきたい本をベッドサイドの本棚に陳列しています。二軍扱いのものは別の部屋の本棚にin。で、これから読むものはベッドサイドに表紙が見える形にして平置きしておくのがルールです(文字通り積読)。
そしていま読んでいる本3冊ほどを、「読んでる本を置くエリア」にこれまた表紙が見える状態で置いています。1冊読み終わるごとに積読平積みの山の中から次の1冊をチョイスして新しく「読んでる本を置くエリア」に加えます。
この「読んでる本を置くエリア」が地味に重要でして、100均で買ったトレイを活用しているのですが、この整理方法だと着実に読み進められるので気に入ってます。読みたい本たくさんあるときって「早くあれ読みたい!」と心が焦ることもあるけど、その焦りを消す効果もある。「読んでる本を置くエリア」に置くのは3冊までと決めているので、次に読みたい本があるなら3冊のうちのどれかを早く読み終わらせればいい。ある本を読みながら「あれは早く読みたいのにな~」なんてうっすら考えていると、読んでいても集中できなくなるのでもったいないですよね。結局ストーリーわかんなくなっちゃってちょっと戻って読み返す、なんてなると余計に時間の無駄です。だから今読んでるやつ早く終わらせて、次の本を「読んでる本を置くエリア」に移動させるのだ。
脳に本を認識させるためにも本の置き方を工夫しています。その工夫の一つが表紙が見える状態で置く、という方法。表紙が見える状態で置いてあるとテンション上がるんです。表紙の引き付け効果ってのはバカにならないですよ。
ちなみに我が家はこれらの方法を子どもにも適用していて、何度も手に取ってほしい図鑑なんかは「ここにだったらおいておいてOK、自由に使え」エリアを作っています。本棚にしまわれれば部屋はキレイになるかもしれないけど、棚にしまうと風景になってしまう。すると「読んでみよう」の感情も一緒に本棚にしまわれてしまう。それはもったいない。だから自然と目に入るところに図鑑を置くんです。
子どもは遊びの天才なのでどんなものでもおもちゃにしてしまいますが、目に入らねばそれもできません。幸いうちの子は本がとても好きなので目に留まればどんどんページをめくっていきます。図鑑って開いたところを読めばもう楽しいのでいい時間つぶしにもなるようです。
そんな感じでいまのうちの「ここになら出しっぱなしOK」エリアには『恐竜大図鑑』なるものがデデーンっ!!!と置いてあります。そうか今はこれが君の流行りなのか。子どものその時の興味の対象もわかっておもしろい。
本が好きになるかどうかは読みたい衝動をいかに搔き立てられるかにかかっている。そのためにも一定のルールを保ったうえでのイレギュラーは時にとても効果のあるものになるんだと思います。
そんな風に思うので、すぐ本棚にしまってしまうのではなく「今読んでいるもの」「次に読む予定のもの」「読み終わったけどすぐ手に取りたい一軍」「それ以外の二軍」に分けてそれぞれの置き方&しまい方を決めていくと、もっと読書ライフ楽しくなるかもよーというお話でした。