小説を読む人にブクログを勧めたい
私のブクログの本棚にはいま430冊ほどが登録されています。
登録してあるものはほぼすべて読み終わってる本で、星5段階評価をつけ、感想を書いています。小説をやたら読むようになったとき、ひょんなことからブクログの存在を知りました。「間違って昔読んだ本また買っちゃうのを防ぐために記録していくか」くらいの軽いノリで始めたものです。
やってみるとこれがたのしくて、すーっとハマっていきました。ちゃちゃちゃっと書くだけなのにこれだけでアウトプットの練習になる。最初だけ難しかったけど、慣れてくると「毎度書かないと気持ち悪いな」という考えになります。長文書く必要はなくて、ただただ自分の読んだ記録として書いていく。で、本棚が読んだ本で埋まっていくのがまた楽しくてうれしい。
私の場合、ただのあらすじを書くのではなく、それを読んだことで考えがこう変わったとか、こういう考えは新鮮だった、みたいなことを書いていきます。あらすじも悪く無いけど、できれば自分の中に強く印象に残ったことを記しておくのがおすすめです。あとで振り返るときにその本のこと思い出しやすいんですよね。印象に残ったものというのは記憶を掘り起こしやすい。思い出したいことに直でフォーカスできる気がしています。
それから、”読んですぐ書く” のがみそですね。後回しにするともう書けなくなっちゃう。印象って鮮度が命な部分あると思います。
小説は「物語をたのしむ」という意味では読んで終わりでも十分なのかもしれないけれど、やっぱりそれに出会う前と後を比較して「自分の変化」ってあると思ってて、あるならそれを書き記しておくのは得だと考えます。ブクログはある種、手軽に自己分析できちゃうツールです。
ちなみにビジネス書やデザイン書でもブクログ記録やったものがありますが、こちらはあまり続かなかった。ビジネス書とかの記録するにはブクログは書きにくいと感じます。書くなら章立てのできるnoteでまとめた方が良さそう。
小説読んだ記録つけていくと次第に自分がどんなジャンルを好きなのかもわかってくるし、どういう文体、著者に惹かれるのかも見えてくる。そして何より、「読む→振り返る・考える→言語化する→納得する」の流れが自然にできる。ブクログ書くだけでこれできちゃうって良くないですか?まさにインプットとアウトプットの黄金コンビ。
さ、というわけで昨日の夜一気読みした『禁忌の子(山口未桜・著)』の記録を終えました。
ありがとうブクログ。次もまたよろしく。