有馬かなに学ぶ「自分への自信」 - 【推しの子】 #15 -
みなさん、こんにちは。Naseka です。
私は 哲学者・書評家・エッセイスト として、
自らを定義しています。
令和という「タイパの時代」に
提唱する連続哲学シリーズ
「マンガは令和の哲学書!」
今回は【推しの子】シリーズ
第15弾!
前巻から引き続き
最終盤の「映画編」
アイ殺しの真犯人を断罪するための映画
「15年の嘘」の撮影も、
いろんなことがあったけれど
なんとか終了。
多くの人が複雑な思いを抱えていた
ルビーとアクアのキスシーンも、
互いの前世を知った2人は無事に完遂。
撮影が順調に終わったことで、
束の間のオフも
エンジョイすることができて何より。
あとは映画の公開と共に気になるのが、
アクアを巡る恋愛模様。
【推しの子】のメインは
アイにかかわる事件を
巡るものだと理解はしつつも、
やはりこの登場人物たちの恋の行方も
気にならないと言えば
それこそ「嘘」になる。
私の推しは一貫して
有馬かなちゃん なわけだが、
元カノの 黒川あかね を交えた
三角関係の行く末は…
私もだいぶ世間の流行から
出遅れて読み始めたので、
やっと最新巻に
追いついたわけだけれども
早く次巻が待ち遠しい。
さて、その推しの かなちゃん だが
あかね との会話のシーンでも
改めて垣間見える面倒くささ。
…というと語弊があるが、
本人も自覚しているように
彼女は自分に自信がない。
スレた性格は子役時代からの
紆余曲折によるものなので
致し方ないとしても、
少なくともルックスも歌唱力も
アイドルとして十分通用する
レベルの持ち主である。
役者としても 自分に注目を惹きつける
演技だけでなく、
状況を見て周りを活かすこともできる。
単に演技力に優れるだけでなく、
その場で求められるものを
瞬時に見極められるという意味では
頭もいいと言って差し支えないだろう。
それにもかかわらず彼女からすれば、
あかね の方が顔も頭もいいし、
役者としての実力もある。
性格の話は ともかくとしても、
全てにおいて自分より あかね が上で、
アクアと付き合うべきは あかね だという。
業を煮やした あかね が
「かなちゃんは
自分の魅力に
無自覚すぎるよ」
と言ってしまうほどの自己評価の低さ。
このシーンを見て、
あかね に共感する人もいるかもしれない。
自分の身近にウジウジ悩んで
小さくなっている人はいない?
やれば成功できるだろうに、
いつまで経っても踏み出せない人。
口を開けば
「私(僕)なんて…」
とか言っちゃって。
一方で、かな に共感する人も
少なくないんじゃなかろうか。
ちなみに私もそのひとり。
(だから 推したくなってしまうのかも)
みんなは自分のことを
評価してくれるようだけど、
どうしてもお世辞にしか聞こえない。
だって、自分自身では
とても自分を良く思えないもの…
かな が長らく悩んでいるように、
こんな悩みを抱える人は多いと思う。
今回は かな と あかね のこのシーンから、
「自分への自信」というものについて
考えていきたい。
自分への自信が持てないと、
何をするにも引っ込み思案になって
人生のチャンスを逃してしまいがち。
どうして自分に自信が持てないのか。
どうしたらそんな自分を変えられるのか。
いっしょに考えていこう。
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