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【連載】週刊不定期写真 Vol.2 「ポスター、看板、ターポリン」

不定期写真では、その名の通り不定期で写真を掲載しています。

日常のスナップがほとんどです。

特に何の思惑も、思想も、ありません。

多分。




ポスター、看板、ターポリン


撮影日:2019年〜2023年
カメラ:RICOH GR II

おぼえがき

なぜか、ポスターや看板、ターポリンに心を惹かれる。主張の強さ、人工的な趣、色合い。大量に並べられているのなんかを見るとやけに興奮してしまう。一種のフェチである。


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Caption

I


赤と青、日当たりから来る主張の強さと、直線の幾何学模様とモヤモヤした雲の対比。カラー写真のフェティシズム的要素が存分に盛り込まれていて、たまらない。


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これは完全に幾何学模様だらけの写真。日当たりの良さと自販機の色がいい味を出している。女の子の表情と仕草に目を惹かれる。


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車の窓から撮った写真。赤と白、そして黄色の配色。斜めから切り取った不安定な構図が趣がある。歩いて撮っているとこんな不安定な撮り方はしないので、車という制約から生まれた写真。



II


Vol.1の北九州で撮った写真。チェ・ゲバラ風の似顔絵と彼女との対比が面白味を出している。彼女が近すぎても遠すぎてもいけないから、構図というのは難しい。


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確か東京パラリンピックの時期に撮った写真。この頃は街中でこういう風景をよく見かけた。周りの幾何学的な模様と円形の対比がおもしろい。青という色がまた味を出している。


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*スティーヴン・ショアの写真が好きなのもあって、マクドナルドの看板を見るとつい撮ってしまう。Uber Eatsのバッグ、観葉植物を入れることで対比的な面白さを生ませた。



III


政治家の看板はどうしても撮ってしまう。目を引くデザインで作っているから当然ではあるけど、暮らしの中に溶け込んでいればいるほど、なおよい。雨上がりでアスファルトが濡れているのもいい味を出している。


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託児所か何か。名前がひょっこりと出ている感じがなんとも愛らしい。横で咲いている花がいい味を出している。こういう写真は正面から撮るのも気がひけるので、つい流し撮りしてしまう。


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ターポリンが風になびいている感じがなんとも。改めて見ると隣の家にいるおじさんもいい味を出している。幾何学模様の中にある柔らかさにどうしても惹かれてしまう。



これも北九州で撮った写真。おそらく韓流アイドルのお店だったと思う。これだけポスターが並んでいるのを見ると、撮らずにはいられない。にしてもこう見るとみんな同じ顔に思えてしまう。


Fin


*アメリカの写真家。ポップアートを彷彿とさせる都会的な写真で人気。

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