近所で頭のおかしいおばさんに盗撮されたあの時、俺何て言えば良かった?【心は全裸で #15】
皆さんごきげんうるわしゅう。
カイキエンというお笑いコンビで活動しているイチジョウコウタです。
ひとつよしなに。
新年明けましておめでとうございます。
どうか、2023年もカイキエンを可愛がってやって下さいな。
思えば去年の後半は、事務所に所属したり主催ライブやったりと楽しい瞬間が沢山ありましたね。満を持して今年は飛躍の年にします!!!
と。言いたい所ですが…。。
正直言うと、なんだかこの年末年始色々分からなくなっていました。
自分の中で自分が変わっていくのを自覚していたと言いますか。
何を言ってるのかわからねーと思うがおれも何が起こっているのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…
そう。ポルナレフ状態。
自分の中の大事にしていたものが形を変えていく感覚。これから何を大事にして生きていけばいいんだろうって。
心が脱皮してた。
いつか見た、自分だけじゃ脱皮しきれないあほ面トカゲちゃんが飼い主に皮を脱がしてもらう動画を思い出した。他人事ではないのかもしれない。
イチジョウの皮むいてくれる人いませんか?
新年一発目のnoteなのに、変なこと書いちった。
今年こそは大人になりたい。
それで、こないだブチギレた話なんですけどね。
ある日ライブに向かおうと思った時、数時間前にネタ合わせをしたトシキの家にイヤホンを忘れた事に気が付いたのです。
私にとってイヤホン無しで外出する事は、Tバック姿で「娘さんを下さい!」と言う事に等しい。
つまり激ヤバってこと。
みなまで言わすな三段腹。
それでトシキにイヤホンを持って来て貰おうと近所の十字路で立っていたら、向こうから自転車に乗ったおばさんが走ってくるのが見えた。
私は道路の端の歩行者が歩くゾーンに立っていたので、自転車のおばさんが避けていくだろうなーと思っていた。思っていた。
おいぐんぐん向かってくるやん。
闘牛士の視界。いや、どちらかというと線路に突き落とされ電車に轢かれる寸前の視界に近いか。こんな場合転生モノの物語でも始まりそうなものだが、チャリに乗ったおばさんに轢かれて始まる転生か。
死んでも死にきれねぇな。
転生どころか煉獄いっちまうわ。
突然の襲来者に呆然としていたイチジョウにおばさんは接近し、ギリギリのところで避けて通り過ぎていった。
ある言葉を吐き捨てて。
「なんでこんなところにいるのぉ???」
その言葉、いやその汚音が鼓膜に触れた時自分の中で何か音が聞こえた。
「ボコッ。」
心の水面から、それは大きな気泡が顔を出した。
は?
そもそも自転車は車両であり、車道を走るべきだ。
それを歩行者ゾーンに立っている歩行者を轢く寸前で避けて、捨て台詞を吐いたおばさん。このnoteを誰も読んでいなければババァと書きたい。
非公開にしよっかな。
新年一発目のnote、ババァって書くために非公開にしよっかな。
白昼道路にてイチジョウ大荒れ脳内会議、そんな中イヤホンを持ったトシキが現れた。私は白目を向いたまま礼を言っていたに違いない。
本当はそのまま自宅に戻ってラム酒をロックであおりたい気分だったが、早く電車に乗らなければライブに遅刻してしまう。いかんいかん。
おぼつかない足取りで駅へ向かったが、奇しくもその道のりはババァが走って行った方向と同じで、ババァを追いかける形となった。
小走りで5分ほど進んだ時、そこには信じられない光景が広がっていた。
自転車を降りたババァが私にスマホを向けて動画を撮ってた。これほんとに。ほんとなの。
キレた私が走って追いかけてきたとでも思ったのだろう。
<<それだけじゃ終わらないババァ参戦>>
電話しだした。私の身なりの特徴を電話口の相手に丁寧に伝えていた。
通報してるやん(^^♪
これ皆様どう思います??
この文章はスカッとジャパンでも無ければ、勧善懲悪エッセイでもありません。純度100%胸糞ジャパンです。
現実感の無いシチュエーションに、時に人は無力だ。
その時イチジョウが取った行動は以下の通り。
カメラを向けているババァを横目に通り過ぎ、道路の端に乗り捨てられた自転車を避けて小さな声でひと言放った。
「なんでこんなところにいるのぉ???」
情けないよ。そして悔しいよ。
誰か。
どうしたら良かったのか教えてください。
そして優しく抱きしめてください。
◆執筆中に聴いていたグッドミュージック◆
夢にならないように / グソクムズ
相方との日常・グルメ・音楽・ラジオをYouTubeで
楽しくナイスな動画にしていますので
可愛がって下さると嬉しいです。
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