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【詩】 九月の風鈴

微熱を帯びた夕日を

数多の煌めきと共に

抱きしめる静かな海


波打ち際


足首に冷たく

ゆるやかな波を絡ませながら

歩く君の蜃気楼


移ろう季節の旅人のよう


君の幻に線香花火の

蛍の様な灯火を重ねて見てる


砂粒が風に舞う


風鈴の音が ひとつ

チリーンと鳴った


まだ砂が熱を持ったままの

九月の海辺で

君を想う




 これまで、ここでは過去作品を
ご紹介させて頂いていましたが、
新しい作品が完成しましたので
ご紹介させて頂きます。


朗読配信もしております。

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ほっとひと息のお供に
おやすみ前のひと時に
お聴き頂ければ幸いです。


お読み下さり
ありがとうございました。

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