【詩】ユメモノガタリ
どれくらいの時間を
生きてゆくのか
それは誰にもわからない
生きてゆく時間の中で
どれくらいの人と出会うんだろう
夢物語では
生まれる前の世界で
必ず逢おうと
約束した魂がいるという
それは自分の半身の様な存在で
この世に生まれてくる時に
ひとつだった魂は引き裂かれ
右と左に分かれて
走り出した
互いを探して
果てしのない世界で
何の手掛かりもないまま
もがいて
泣き叫んで
孤独に耐え切れなくなった
傷だらけの裸足
間違えても
互いだと思い込んで
いつしか約束を忘れて
生きてゆく
消えそうな月を見て
朧げに浮かぶのは
魂の向こう側に置いてきた
甘い微かな記憶
すれ違う人波の中
あなたがいた様な気がして
少しだけ 振り向いた
あなたを見るのが怖くて
弱い自分に溺れそうで
向ききらないまま
前を向いて歩き出す
浅い眠りの中で見る夢物語
だけど
あなたの輪郭を
この両手で包んだ様な気がした
平日に、自作詩ブログ
【雲と時計と珈琲ひとつ】より
作品を一篇づつ、ご紹介させていただいております。
もうすぐ、お盆ですね。
お盆には懐かしい魂と
再会出来る気がします。
ですが…
私が怖がりなのを
皆知っているからか
祖父母や両親や犬さんなど
夢に出てくれる感じの
ソフトな登場の仕方をしてくれるので
有難いです🙏
今年も、夢で逢えるといいなぁ。
🏝🫧🍧🍉🎐𓂃𓈒𓂂
今週も拙い作品達を
温かい心でお読みくださり
本当にありがとうございました🙇♀️
皆さま✨暑さに気をつけて
良い週末をお過ごし下さいね😊
また、来週お会いしましょう👋🏻✨️