見出し画像

口は災いのもと…

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

夜の職員室。30代の先生がポロッと学年主任との関係で愚痴をこぼしていたんです。仕事がバリバリできるようになってきた30代。だからこそ、思うところがいっぱいありますよね。「もっとこうした方がいいのに…。」「なんでこうしないの?」

私の30代は、ちょっとした一言で暗黒の一年間を過ごす…

私が2度目の5、6年を担任した時の話。
その時には学年2クラスで、30代になったばかりの私と、40代中盤の女性の先生というメンバーでした。主任はもちろん女性の方。その方は、初の主任でけっこうプレッシャーがあったようです。

5年生の1年間はそれなりにやっていたつもりだったんです。私も2回目の5年生でちょっと余裕もあったし。

1年を終えて、送別会の日。私が初任の時、そして初卒業担任で一緒に組ませてもらった先生が退職されることになっていました。花束のプレゼンターは私。その先生には本当にお世話になったんです。初任で右も左もわからない状態だったのを支えてもらい、卒業担任としてもいろいろなことを教えてもらい、なんとか卒業式を終えることができて、自信をもたせてもらったんです。私としては最高のリスペクトを示すつもりで話した一言。

「〇〇先生のおかげで、ここまでやってくることができました。今になって振り返ると、〇〇先生に本当に支えてもらっていたんだなということが身に沁みてわかります。本当に感謝の気持ちで一杯です!」

これ、何か引っかかることはありますか?この一言で、私は暗黒の1年を過ごすことになったんです…。

「ひどい!私が学年主任として何もしていなかったって言うの!」

それを聞いた学年主任の一言…。今思えば、初の学年主任として、悩みながらも一生懸命やってきたんでしょうね。そんな時に、この言葉は、「私が学年主任として何もやっていないから、〇〇先生にたくさんやってもらっていたと気づいたんだ!私が何もやっていないと言ってるのね!」という印象で捉えられてしまったみたいです。

それからの1年間は、暗黒でした…。学年の打ち合わせも冷めたもの…。
「これでいこうと思ってます。」
「はい。」
という簡素なやりとりで、すぐ終了。私も若かったから、「そんな態度ならこっちも勝手にやるからいいよ!」と歩み寄らず…。しかも2人の学年だから、緩衝材になってくれる人もおらず…。そのまま卒業式を迎えました。

いや〜。今思い出しても、ゾッとする1年だったなぁ。

皆さんは、「口は災いのもと」と感じるエピソードはありますか?


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集