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保護者の関心は、子どもの育ちに直結する?
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
今、スキー学習の真っ最中です。スキー学習している時、ふと以前に担当した学年のことを思い出したんです。
スキー山の頂上で止まるたくさんの子たち…
なぜ頂上で止まってしまうのか?
決して、怖くて滑れない訳ではありません。
ワックスを塗っていないから、滑らないんです。スキーって、板の裏にワックスを塗ってお手入れします。そうしないと、雪面がツルツルであればなんとか滑るけれども、湿った雪では板に雪の塊がついて、全く滑ってくれなくなるんです。ここは、特に低学年であれば子どもたちが気付いてできる部分ではないので、保護者がやってあげないといけないところです。
頂上で止まったまま板が滑らない子が多数いるということは、保護者が関心をもって準備をしてくれていない(またはワックスを塗ることを知らない?)ことを意味しています。
例年、そういう子は学年に1〜2人いるか、いないか…。でも、その学年は、10人位いたんです…。
そして、低学年だとスキー学習のボランティアを保護者の方にお願いすることが多いのですが、協力してくれるのはごくわずか…。他の学年は10人以上集まってくれるのに…。
保護者が関心をもって準備してくれていないことが分かる出来事が他にも…
例えば、提出物。個人懇談の希望調査やアレルギー関係の調査、プールの参加希望などなど。期限内に全員分が揃うことは、ほぼありませんでした。連絡をして、やっと揃うという感じ…。
例えば、持ち物。低学年なのに、忘れ物がとても多かったです。低学年の図工の持ち物なんかは、どうしても保護者の協力が不可欠なんです。段ボールやお菓子の箱など事前に準備しないといけないものもあるので。だいたいのおうちでは、「今日図工あるんでしょ?持ち物ちゃんと持った?」というやりとりがあるから忘れないと思うのですが、忘れる子が複数…。
例えば、宿題の丸付け。保護者にお願いしても、やってくれない家庭が相当数ありました。
ただ、その時の方たちは、決して悪い方たちではないんです。懇談等でお会いすると、きちんとした方がほとんどです。ただ、共働きが多く、忙しいようで、学校のことまで気が回らない…というの正直なところのようです。
では、そんなクラスの子どもたちがどうだったか?
これは、言うまでもありませんよね。
めちゃくちゃ大変でした。
年度初めは、授業が成り立たない…
誰も話を聞いていない…
休み時間が終わると、いつも揉めている…
そもそも時間通りに人が揃わない…
なんとか落ち着いて生活できるようになるまで、2か月ほどかかりました…。
逆に保護者の関心が高いと、とても落ち着いている!
上記の全く逆で、提出物がすぐに揃い、とても協力的な保護者の多い学年は、それはそれはやりやすかったですね。
保護者の関心が、子どもの育ちに直結する説!
いかがでしょうか?先生方は身をもって実感しているではないでしょうか?