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旅の楽しさは、行く前から始まっている!

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

先日、実家に帰省しました。子どもたちは、実家に帰る計画を立てている段階からもう既にワクワク、ドキドキしていたんですよね!
「おじいちゃんの家に行ったら、旅館に泊まるんだって!温泉楽しみだね~。温泉から上がったら何しようか?トランプとか持って行った方がいいかな?」
「1月におじいちゃんの誕生日があるから、何かプレゼントを作ってあげたら喜ぶよね!どんなプレゼントにしようかな?」
「おばあちゃんにどんな料理を作ってもらおうかな?いつも作ってくれる春巻きがおいしいよね!今回も作ってくれるようにお願いしようか?」
「そうだ!おじいちゃんたちと一緒に初詣に行きたいね。」



こうやって楽しみながら計画を立てる期間が1か月くらいありました。

そして、実際に実家へ帰省。とても楽しい旅でしたが、あっという間の3泊4日でした。

旅行って、実際に行くときがメインで、そこがもちろん一番楽しいのですが、本番を想像しながら計画を立てる過程がまた楽しいんですよね。

終業式での校長先生のお話…

これは、以前勤務していた学校での校長先生のお話。
「明日から冬休みですね。楽しみですね~。
実は、冬休みで最高に楽しい日は今日なんですよね。今日は楽しい冬休みに想像が膨らんで一番ワクワクする日。冬休みに入ると1日1日減っていって、あっという間に終わってしまいますから…。」

ん~、冬休みを1日1日大切にしましょうということを伝えたかったのだと思うのですが…。ん~…。

ただ、実際そういう面もありますよね。冬休みに入る前に楽しい日々、イベントを想像してワクワクするあの気持ち…。冬休みは始まっていないのに、冬休みの楽しさは既に始まっている!

学級経営も過程を楽しめば、もっと楽しくなるのでは?

学級経営って、難しいですよね。担任それぞれに、理想の形があって、それに向けて一生懸命日々努力している。それでも、理想の形に到達することは難しい…。学級経営に苦しむ先生の多くは、自分の理想と、実際の学級の様子があまりにもかけ離れている、そのギャップに苦しめられています。

でも、そのギャップって本当に苦しみなのでしょうか?もしかしたら、旅や冬休みのように、そのギャップをいろんな手立てでクリアして、理想の学級経営に近づけていく過程にこそ楽しみがあるのではないでしょうか?

ドラクエだってそうですよね。ゲームを始めて、あっけなくラスボスを倒してしまったら、なんの楽しみも、感動もないですよね。ラスボスを倒すまでの過程にこそ楽しみがあるんです。

だったら、学級経営だって、なかなか思うようにうまくいかない過程こそ楽しんじゃえばいいんじゃないか?そしたら、理想を形にする過程も、もしかしたら理想の形になった先の世界も、2度美味しく味わえてしまうんじゃないか?

3学期、思うようにいかない学級経営こそ、面白がってやってみませんか?



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