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成長によって子どもとの関わり方は変わるよね…

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

先日、実家に帰省しました。実家は遠方にあるので、帰省できるのは年に1〜2回。じいちゃん、ばあちゃんは久しぶりに孫に会えるのをとても喜んでいました。

小学校高学年に成長した娘と、赤ちゃんのイメージのままのじいちゃん…

なぜかじいちゃんと上の娘が噛み合わないんですよね…。その理由は小学校高学年に成長した娘と、赤ちゃんのイメージのままのじいちゃんとのギャップ…。

赤ちゃんのイメージのままのじいちゃん
イメージはまだまだ赤ちゃんだから、孫に何かしてあげたくて仕方ないんですよね。
「ほら、これ食べなさい!」
「ほら、寒いんだからこれ着なさい!」
「ほら、手を洗ったのか?うがいは?」
「鉛筆の持ち方こうだぞ!」

「今、大丈夫だから…」
という娘の言葉を遮って、娘の想いも無視して
「ほら、いいからやりなさい!」
押し通すじいちゃん。高学年の娘は明らかにムスッとした表情…。

酔っ払って、孫たちを笑わせようと小さい子が喜ぶような踊りをしたり、冗談を言ったりするじいちゃん。小学1年生の娘はケタケタ笑っているのですが…。どうしても小さい子向けだから、なんとなく鬱陶しそうな顔をする上の娘。それでも続けるじいちゃん。あからさまに嫌そうな顔をする娘…。

成長に合った関わりしなければ、どんなに善意でもうまくいかない…

学校でも同じことが…。上の娘の担任の先生は、ここ数年は低学年ばかり担任してきた方で、今年久しぶりの高学年担任。

授業参観を見ていると、言葉遣いがとても柔らかく、簡単で低学年向き。授業の説明や発問・指示の仕方も低学年にするように、1個ずつ丁寧にしてくれる…。子どもたちの扱い方も、低学年の子と関わるような感じ…。

丁寧で、優しいから、子どもたちとの関係が良好か…?といえば、そんなことはないんですよね。高学年の子たちからすると
「赤ちゃん扱いしてくる…。なんかバカにされている?」
「なんか鼻につく!嫌!」
子どもたちはそんな印象をもっているようです。決して先生が悪いわけではないし、力がないわけでもありません…。ただ、関わり方が、高学年に合っていないだけ…。

子どもは成長していくとともに、変わっていくもの。そして、それに応じて関わり方も変わっていく!

親として、先生として、やっぱり子ども成長に合った関わりを意識していかないといけないですよね。そうしなければ、どんなに善意でも、逆効果になる結果に…。イメージと実態のギャップに目を向ける意識をもちたいですね。



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