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学級経営の柱は体育じゃないの?

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

気付けば1月も最終日。そろそろ来年度の人事の話題がちらほら上がってくる時期になりました。先日、職員室で残っていた時に、教務主任と来年度の人事の話をしました。その中で、体育専科の話になったんです。私は体育が専門なので、「体育専科、いいなぁ。」という話をしていると、教務主任も「俺もできることなら体育専科になりたい!」と…。なぜかというと、教務主任も専門は体育。しかも都道府県レベルの研究を推進してきたスペシャリストなので、チャンスさえあれば自分で授業をしたくてウズウズしているんです。

「でも、逆に体育専科に体育を取られたら、皆さん辛くないのかな?」

ふと思ったんです。誰か体育のスペシャリストが体育専科になったとして…。体育を取られてやれなくなってしまったら、学級経営上辛くないですか?私は、非常に痛手です。

なぜか…?

体育が学級経営の柱の1つだからです!

体育ほど学級経営がもろに出るものはない!

体育って楽しいものです。でも、競い合う要素があって熱くなりすぎてしまったりして、学級経営が上手くいっていないと、地獄絵図のような悲惨な状況になりますよね。

例えば、サッカー。
▲試合中にルールで揉めて、ケンカになる…
▲一部の元気のいい男子だけやって、やりたくない女子がしゃがんで見ているだけ…
▲上手な子が、苦手な子に「ちゃんとやれよ!」と強く詰め寄る…
▲相手チームを貶したり、悪口を言ったりして、誰か泣いている…
▲準備が遅くて、全然試合時間が確保できない…
▲試合後、「煽った!」「煽ってない!」で険悪な雰囲気になる…
▲そもそも好き放題やって、授業として成り立っていない…
▲いつも誰かが泣いたり、ふてくされたりして、どんどんみんなのモチベーションが下がる…

こういう状況は、どこの学級でも起こりうることです。だからこそ、それを逆手にとって、「どうやったらみんなが楽しく、終わった後に『楽しかったー!次の授業も楽しみ!』って言えるものにしていくか?」をみんなで考えるんです。

そこから、
◯相手への気持ちの伝え方
◯相手を思いやる心
◯譲り合う心
◯公正公平な心
◯助けあう心
◯みんなで決めたルールを守る心
◯みんなで楽しい空間を作る心構え
…と学級経営上、とても大切なことをみんなで確認し、学んでいくんです。そこができるようになれば、学級だって自然と落ち着いていきますよね。

体育を制するものは、学級経営を制す!

…そのくらいのつもりでいます。なのに、一番楽しくて、学級経営上重要な体育を取られて、それ以外で何とかしなければならないとなったら…。

「いや〜、大打撃。厳しいですね。」

ということで、教務主任との話し合いは一致したのですが…。

「でも、体育を専門の先生にお任せできるならラッキー…って思っている人もけっこういるらしいよ!体育なしで、皆さん、どうやって学級経営してるのかな?」

体育が学級経営の柱なのは、私たちが体育専門だから?

話していて、体育が専門の二人で迷宮入りしました。皆さんの学級経営の柱って何でしょうか?

体育以外が専門の皆さんは、自分の専門教科が柱になるのでしょうか?

それとも、教科の特性的に皆さん、体育は学級経営大事な一部と考えているのでしょうか?

ぜひ教えていただけたら嬉しいです。

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