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「わんだふるぷりきゅあ」から「キミとアイドルプリキュア」へ
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
つい最近、「え!もう一年が終わっちゃうの?早すぎる!」「あー!今年が始まった!」と年末年始を過ごしていたと思っていたのですが、もう1月も下旬…。一年の1/12が終わってしまうなんて…。時の流れの早さにぞっとします。
1月下旬と言えば、娘をもつ父親の皆さんはこういう印象が強いのではないでしょうか?
「プリキュアが終わって、そして新しいプリキュアが始まる時期!」
私は上の娘がプリキュアにはまって、それが下の娘に引き継がれて…ということで、かれこれ7~8年プリキュアを見守り続けています。最初に見たのは「プリンセスプリキュア」だったかな。観れば観るほど、プリキュアから学ぶことがすごくあるんですよね。
プリキュアからの学び!
①繰り返しの強さ
プリキュアって、基本的に毎回一緒ですよね。
「日常、または季節のイベント」⇒「困った…。悩み」⇒「敵が出てくる」⇒「プリキュアになって解決」⇒「前向きに」
これは否定しているわけではありません。毎回一緒だからこそ、安心して観ていられるんですよね。水戸黄門的安心感。
②変化のある繰り返しの大切さ
①の水戸黄門的安心感は、安心ではあるけれども、あまりに続けすぎると飽きられてしまうことも…。だからこそ、プリキュアはどんなに人気のあるシリーズでも必ず1年で終わります。2月の初めの日曜日に始まり、1月最後の日曜日で終わる…。そこで、基本は変わらないけれど、設定だけが変わります。今回でいうと「動物をテーマにしたプリキュア」から「アイドルをテーマにしたプリキュア」に設定が変わります。基本は一緒でも、設定を変えるという変化をもたらすことで、繰り返しの安心感を味わいながらも新鮮な気持ちで観ることができるんですよね。
➂継続して伝統を作る強さ
そうやって20年以上続いてきたプリキュア。どのプリキュアでも、季節のイベントを楽しみながらストーリーが展開していくのですが…。
「そういえば、前の『ひろがるスカイプリキュア』の時はこうだったよね!」
「お母さんが観ていた時にはさぁ。こんなストーリーがあったんだよ!」
そんなふうに、今のプリキュアと以前のプリキュアが折り重なって、深まっていくんですよね。
④グッズ販売とセットになっているシステム
これはちょっと商業的な部分ですが…。グッズを売るための仕組みがよく考えられているなぁと思うんです。プリキュアが変身するときには、必ず変身するためのグッズが出てきますよね。そして、相棒のかわいいキャラクターが必ずセットです。これは、欲しくなりますよね~。そういう欲しくなるものが、必ずセットになって、お話の中に散りばめられているんです。感心します。
プリキュアと学級経営・学校経営の共通点!
「繰り返しの大切さ」「変化のある繰り返し」は、授業で使えますよね。授業はやっぱり、基本のパターンを繰り返すことで、子どもたちは見通しをもって安心して取り組めるんですよね。そして、そこにパターンは守りつつ、適度な「変化」を加えていくことで集中力を持続することができます。
「継続して伝統を作る強さ」は、学校経営で使えますよね。学校って、1年1年の積み重ねで伝統ができ、それがその学校の文化になります。例えば、「挨拶が素晴らしい学校」「落ち着いた学校」って一瞬できるものではないですよね。毎年毎年、それを大切に指導して、それを継続することで「挨拶をすることが当たり前なんだという文化ができる」「落ち着いて学習できる環境が当たり前なんだという文化ができる」。この文化がある学校って強いですよね。これには、長い期間が必要です。なくすのは、一瞬なんですけどね。
いいコンテンツ・長く愛されるコンテンツからは、学ぶことが多いですね。