今を生きている人がいない…?
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
最近、こんな考え方に出会いました。
ニューエイジの思想家アラン・ワッツの言葉だそうです。
令和6年度も後半戦に突入…
私の勤務校では、運動会や学習発表会などの大きな行事が終わりました。2学期も残り1か月ほど。そして、短い3学期のみ…。ちょうど令和6年度の終わりが見えてきたところですよね。
「次の学年に向けて準備を進めていこう!ほら、そんなことで○年生になれるの?」
終わりが見えてきたこの時期頃から、こんな言葉が増えますね。次の学年、そして次の担任の先生にできる限りよい状態で引き継げるように…。この時期には、クラスのよい面と課題も見えていて、なんとかこの課題はクリアさせて次の学年に上げてあげたいと思ったり…。(逆に、もう終わりが見えているんだから、自分が担任している時の面倒は避けて逃げ切ろうとするケースを見ることもありますが…)
これって、まさに顔の前にニンジンをぶら下げて走らせている状態ですよね。こういう面も私は大切だと思うんです。だけど、それだけでは「今」が疎かになってしまう…。
クラスの「今」をより楽しく、より充実したものに!
令和6年度が終わりが見えているということは、クラス解体を控えている学年では、「このクラスで、このメンバーで過ごす時間も終わりが見えている…」ということですよね。だからこそ、先ばかりを見ずに「今」も大切にしたい。これからは、大きな行事も終わって、クラスで落ち着いて過ごせる期間です。
行事を通して、これまでの生活・学習を通して付けてきた力・積み重ねを実感できるようにする。そして、それを生かして学習や生活をより充実したものにする!
会社を使って、みんなで面白いイベントをいっぱいやる!
そうして…
「今のクラスとてもいいクラスだったー!だから、クラス替えは残念だけど、でも、次のクラスでも今のクラスに負けないようなもっといいクラスを作っていきたい!」
そんなふうに思えるようにしたいですね。
そして、自分自身も…。先ばかりを見ずに、今の自分の年齢、家族の状況、立場…だからこそできることを、全力でやっていきたいなと思いました。
皆さんは、このアラン・ワッツさんの言葉、どう思いますか?