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物価高と学校の関連性

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

最近、スーパーに行くと、野菜は高いわ、米は高いわ、お菓子やカップラーメンですら高くなっていますね。ガソリンや電気代高くて、本当に物価が上がっていることを感じます。

物価高は学校に影響している!?

物価と学校って、一見関連性がないように思いますよね?でも、大きな影響を受けているんです。

①教材費が高騰!
教材費では、ワークテストや図工・理科のキット、長期休業中の宿題なんか購入しています。これが値上がりしているんですよね。「例年通りでいいか…」なんてやっていると、平気で1000円くらい値上がりしてしまいます。保護者の負担を考えると、あまり一気に値上げすることもできず…。結局、図工キットを使わないようにしたり、長期休業中の宿題をなくしたりして対応しています。

②旅行費が高騰!
子どもたちが楽しみにしている宿泊学習や修学旅行では、ホテル代、バス代が大幅に上がっているんですよね。旅行費には、保護者の負担が大きすぎないように上限が決まっています。これも、例年通りの内容を実施しようとすると、これまでは余裕で許容範囲だったものが、上限越え…。「何を削るか…」という判断を迫られます。その結果、子どもたちが楽しみにしている活動を削る決断も…。

③リフト代、バス代が高騰!
先日、スキー学習がありましたが、これもリフト代、バス代の高騰により見直しを余儀なくされました。例年、2回の実施を1回に減らすか、1回時間を短くしたり、ピストンにしたりしてバス代を抑えるか…。そうしないと、持続ができなくなっている状況です。

保護者からはこんな声も…

私の勤務地では、雪国の特色を生かした学習として大切にしているスキー学習。学校のグラウンドに雪を集めて特設の山を作り、練習します。それを生かしてスキー遠足へ行く…。

保護者の負担が大きいのは、想像に難くないですよね。
・スキー板・ブーツ・ストック
・スキーウエア・グローブ・帽子・ゴーグル
※これらは、高価な割に、成長してすぐ買い替えなければならなくなる。下手したら1年ごとに…。
そして、これにリフト代、バス代がかかると物凄い金額です。

これまでは、それでもなんとかやってきたんです。でも、今は…
「そんな年に数回しか使わないものにお金をかけるなんてもったいない。うちはスキーを用意するつもりはありません。スキー学習の日は欠席させます!」
という家庭が増えてきました。保護者の考え方が変わってきたこともあるとは思いますが、物価高で家計に余裕がないことも要因の一つとしてあるのかなとも思います。

他にも、教育関係でいうと、体験格差の問題とか、物価高の影響を受ける問題が山積み…。物価の上昇とともに、給料も上昇してくれればいいんですけどね。

皆さんの学校では、どんな面で物価高の影響を受けていますか?

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