
気にする人には見えて、気にしない人には見えない?
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
先日、八百屋に行きました。我が家の近くには、スーパーもありますが、昔ながらの八百屋もあります。毎朝市場から仕入れてきているので、安いし、新鮮!そして、見立てがいいためか、とにかくおいしい!さらに、働いているご夫婦も人情味がある…ということで、野菜を買う時はいつもその八百屋を利用しています。そこでひと際目を引いたのが「ちぢみ雪菜」。生命力が漲った濃い緑色がとてもまぶしかったんですよね。一面真っ白な雪国で生活していると、こういうものに惹かれてしまうんですよね。一目ぼれで買って帰りました。
「ぎゃー!!!!!!」
その日は、妻の帰りが遅かったので、私が料理当番。子どもたちと先に食事を終えて、まったりしていました。
ちょっとして、妻が帰ってきたので、
「みそ汁とシュウマイを温めて食べてねー。」
「わかったー。ありがとー。」
しばらくして…
「ぎゃー!!!!!!」
「どうしたの?」
「みそ汁に、なんか浮いてる…」
「ああ、たしかに…。なんだろうね?」
「これ、芋虫じゃない?」
「まさか…」
「だってほら!」
「ほんとだ…」
「しかも、この小さいの何かなと思ったら、アブラムシじゃない?」
「あ……。」
気にする人には見えて、気にしない人には見えない…
妻のお母さんは、私と同じようにあまり気にしない人で…。妻が子どもの頃、菜っ葉系の料理の時には虫がいることがしばしばだったそうです。だから、いつも料理の時には細心の注意を払い、食べる時も気を付けて見ているんですよね。
一方、私は…。菜っ葉系に虫が多いことを気にも掛けていないので、「こんな感じかなー?」と大まかに洗っておしまい…。気にして見ようともしていないから、虫が付いていても気付かなかったんですね。食べた時も「おいしいね」と気付かず食べていました…。
まさに、「気する人には見えて、気にしない人には見えない」ですね。
何を意識するかで、見える世界は変わってくる…
これは、学級経営でも言えることですよね。
よくベテランの先生方が、若い先生のクラスに見に行った時に
「え?大丈夫?」
と思うことがあります。特に授業中のルールやマナー、そして学習規律の部分ですね。ベテランの先生方は、意識して大切にしている部分だから気になるんです。一方で、若い先生は、「そこを大切にしよう」という意識がないから、気にすらならないんですよね。見ようとしていないから、見えていないんです。
他にも、子どもたちのどこを見ようとしているかで見えている世界は変わりますよね。例えば、「子どもたちの良いところを探そうとしている先生」と「悪いところを探そうとする先生」では、同じ子どもたちを見ていても、感じ方が180度違ってきますよね。
人は意識するからこそ見えてくる!
私は、最近noteのネタを探そうという視点でいろいろなものを見ています。そうすると、何気ないことでも「あ!これ使えそう!」というものが目に入ってきます。こんなところでも…。
意識って大事ですね。