見出し画像

ピカピカな子だったのに…

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

そろそろ登校日も20日を切ろうとしています。年度末、成績処理や卒業関係の取り組み、年度末の作業など慌ただしい毎日を送っています。その作業の1つが、クラス編成。まだちょっと早いのですが、近くの先生とたまたまその話になったんです。その先生は昨年度、私が今担任している学年をもっていた先生。自然と「あの子とあの子は離した方がいいよね。」「あの子とあの子はくっつけないと辛いかもねー。」という話になったんです。

こんな話題も出ました。

「Aちゃんって、昨年はピカピカな子だったのに、今年は全然前に出てこないね…。なんかもったいないね…。」

この言葉、現担任としてはちょっとショックですよね…。

Xでは、こんなツイートもありました。

なぜピカピカな子が目立たなくなってしまうのか?

今回は、この理由を考えてみました。

①友達関係の変化
これは、前の担任の先生とも話したのですが、その子を支える子の存在が考えられます。一緒になってクラスをリードする存在だった子と離れてしまったために、1人では前に出られなくなってしまった…。これは考えられますね。

②担任との相性
担任よってやり方は千差万別…。きっちりタイプの先生もいれば、おおらかなタイプの先生もいるし、子どもに任せる先生もいれば、先生自身が全部やりたい先生もいる…。これは本当はいけないとは思うのですが、先生のやり方によって、先生が何に重きをおいて評価するかが変わってきますよね。ただ真面目きっちりやる子を評価する先生もいれば、ちょっとヤンチャだけどみんなをまとめられるタイプを評価する先生もいる…。もしかしたら、先生との相性がマッチしていないのかもしれないですね。

③活躍の場の違い
これは、②とも関連するのですが、どんなクラスによるかで活躍の場が違ってきますよね。例えば、ちょっとガチャガチャしたクラスなら…。真面目にしっかりやる子が目立って、ピカピカに見えますよね。一方で、きっちりとしたクラスでは、ただ真面目な子は当たり前だから目立たない。逆に、ちょっとヤンチャだけど人を引きつけてぐいっと引っ張れる存在がピカピカに見えたり…。

誰が輝くかは、状況次第…

こう考えて見ると、ピカピカかどうかって、けっこう相対的なものなのかなと思えてきました。だから、学級が違えば、先生が違えば、友達が違えば、相対的な輝き方は違って見える…。ある意味、仕方ないことなのかもしれないですね。

でも、担任としてはやっぱり一人一人が輝くクラスを作りたい!

いろんな場で、一人一人にスポットライトを当てて、みんなが気付かない頑張りを広げたい。みんなが気付かないよさを広げたい。みんなが見落としがちな得意を広げたい。そして、前に担任からも「一人一人が輝いているよね!みんな頑張っている!」って言ってもらえるような学級経営がしたい。まだまだでした…。

皆さんは、「ピカピカな子だったのに、目立たなくなった…」考えられる原因ははなんだと思いますか?

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集